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更新日:2019年3月25日

平成18年第2回霧島市議会定例会、市政運営の状況報告

本日ここに、平成18年6月定例市議会の開会に当たりまして、これまでの市政運営の状況報告を申し述べますとともに、今回提案いたしております議案につきまして、その概要をご説明申し上げ、議員各位をはじめ市民の皆様方のご理解とご協力を賜りたいと存じます。

昨年11月の市長就任以来、早6ヶ月、私にとりましても議員各位、市職員の皆様にとりましても大規模合併直後の新・霧島市の基礎を固める、希望と困難が交錯した、長くもあり、短くもあった貴重な6ヶ月であったと思います。

4月の定期人事異動では、本庁と支所、あるいは支所間での人事交流を行い、助役二人体制の基、新市一体となった新しいまちづくりをめざしておりますが、まだほんの始まりに過ぎず、一層の奮起のもと粉骨砕身、一緒にキバリたいと思っております。

ところで、私のマニフェストの根幹であり、市政の基本であるべき「市民の声を聞く」ことの具体的手段として、直接対話による「市長と語イもんそ会」を平成18年度各小学校区単位、34箇所で計画、すでに22箇所で開催、多くの市民の御参加をいただきました。9月議会前までには全日程を終了いたしたいと思います。またそれとは別に応募による市民の皆様との市長室での「ランチで語イもんそ会」をこれまで15回、市民の方々の主催による自主的な、いわば「出前語イもんそ会」も6回となり、都合43回にわたり多くの市民の皆様と身近に触れ合いながら、多くの忌憚のない貴重なご意見を伺う機会を得ました。このことを積極的かつ果敢に市政に反映させてまいりたいと存じます。

「開かれた市政」のもう一つの具体的な展開として広報紙も5月号からリニューアルし行政情報等をできるだけわかり易く、また親しみやすく構成することで、市民の皆様に手に取って、読んでもらえる「日本一の広報誌」づくりをめざしております。
また、霧島市のホームページでは市長の毎日のスケジュールや交際費の執行状況、市長と語イもんそ会、所信表明及び施政方針などを日々更新、紹介させていただいております。

次に「市民が主役の市政、市民参加の市政」の一環であります「行政改革」ですが、庁内に「行政改革推進本部」と住民代表からなる「霧島市行政改革推進委員会」を設置し、行政改革大綱の策定及び推進体制を整えたところであり、本年度に大綱及びプランを策定することといたしております。また、5月13日には公募による第一回55人(ゴーゴー)委員会を開催し、その意見等も反映させてまいります。他にも「霧島観光未来戦略会議」の委員公募、パブリックコメント制度も導入し、全面情報公開をいたしております。

「世界に拓く霧島市」としての国際交流につきましては、私を団長とする霧島市国際交流友好訪中団が3月に陝西省銅川市耀州区と上海市嘉定区を訪問し、今後の交流について協議し、友好を深めたところであります。また、5月初旬には湖南省瀏陽市から訪日団が本市を訪れました。これまで合併前のそれぞれの地域で行われておりました友好交流は流れを止めることなく、これからも積極的に継続拡大してまいります。

国内の姉妹都市交流としては、4月下旬に市議会をはじめ市民の方々のご理解をいただきながら、岐阜県海津市、岡山県和気町、長崎県雲仙市を訪問し、海津市、雲仙市とは姉妹盟約締結を行い、海津市とは5月25日姉妹都市盟約記念式典を霧島市で開催いたしたところであります。

5月16日には18日までの3日間、第98回九州市長会を本市で開催し、九州・沖縄115市の内106市の市長など約340名の参加があり、地元市長としてホスト役を務めるとともに、新市霧島市を大いにアピールをいたしました。

私はこれまで霧島市の広報営業本部長として、各種会合等へ出席の際は、霧島市をアピールするための手段として新市霧島市の魅力満載の名刺を配布、そしてハッピを着用して広報・宣伝をいたしております。特にこのハッピは視覚効果やインパクト十分で新たに100着新調いたしました。このハッピは市民の方々にも無料で貸し出しもいたしております。議会をはじめ各種団体等の皆様にも積極的なご活用をお願いいたします。

さらに、首都圏で活動されている旧1市6町のそれぞれの「ふるさと会」の皆さんに、霧島市誕生に伴い「首都圏霧島市ふるさと会」の結成を呼びかけ、企業誘致、観光、霧島ブランド特産品のPR、団塊の世代のUターン、Iターンの推進など郷里霧島市発展のための支援・協力をお願いしたところであります。

それでは、次に具体的な事業について報告申し上げます。

まず、安全・安心なまちづくりについてでありますが、5月11日霧島市防犯組合連合会設立総会が開催され、新市の組織がスタートし、特に各地区において防犯パトロール隊が発足、現在23の隊が結成されております。このことが昨今の心痛む悲惨な事件の頻発に対する防波堤の一つとなるよう願っております。また、安全・安心なまちづくり条例制定に向け、近日中に検討会を開催する予定であります。

次に、「美しいわがふるさと霧島市」の環境政策を計画的、総合的に推進するため、環境基本条例の制定も9月議会提案を目指し、作業を進めているところであります。

子育て支援対策につきましては、乳幼児医療費助成事業の充実を図るために、四役の給料4年間20%カット分の一部を医療費全額助成に充当し、対象者をこれまでの0歳児のみから3歳未満児までに拡充いたしました。
また、地域子育て支援センター事業については、このたび新設された「国分ふれあいの郷」の2階部分に移転して4月から運営を始めております。

企業誘致につきましては、合併から今年5月までに、新たに6企業が本市と立地協定を結び、90名近い新たな雇用が見込まれております。
また、ソニーセミコンダクタ九州(株)は、6月2日に鹿児島テクノロジーセンター7号棟を100億を越す整備投資のもと新築オープンされました。この事は地元における雇用の創出、活性化はもとより、地域経済の発展に大きく寄与されるものと考えております。

中心市街地活性化につきましては、「中心市街地活性化基本計画」に基づき、県や市及びTMO、民間事業者等が一体となって進めておりますが、旧市役所跡地に「きりしま国分山形屋」が増床移転し、5月20日にオープンしました。併せて市においても、中心市街地の活性化を図るため市民会館周辺の広場整備や市民駐車場の整備を行うとともに、県において街路川跡線の新市街通りの電線地中化に着工していただいており、景観形成に配慮した街並み整備を進めております。

道路整備としては、市道府中23号線のホテル京セラ前に天降川橋が完成し、4月24日に開通しました。これで、国道223号の見次交差点周辺、及び県道北永野田小浜線の野口橋周辺の渋滞緩和が図られるものと期待しております。

学校施設の整備につきましては、日当山小学校校舎改築工事に着手いたしました。また、「霧島市立小、中学校規模及び通学区域等適正化審議会」を開催して学区の見直しや定員適正化などの検討にも着手いたした次第であります。

合併からおよそ半年余りが過ぎ、旧1市6町の底流にあった「ふるさとへの想い」という熱いマグマが「新市・霧島市」に融合し、巨大なエネルギーとなって活動期を迎える「前兆」「大いなる躍動感」を私は実感として受け止めております。「日本一の新ふるさとづくり」に向かって市民の皆様も議会の皆様も、市職員も「みんなで一緒にキバイもんそ!」と心の底から申し上げたいと存じます。

以上、これまで取り組んできました事業等についてご説明申し上げました。

なお、最後に新聞報道等でご存知のとおり、路線バス問題について現状報告をいたします。
4月6日にいわさきコーポレーション(株)による「バス事業に係る基本方針の説明会」が行われ、バス路線の廃止について説明がありました。これを受けて4月28日に霧島市長、加治木町長、姶良町長の連名でいわさきコーポレーション及び鹿児島県へ地方バス路線運行継続の要望書を提出いたしております。
さらに、5月8日には、いわさきグループが路線バス廃止届を正式に提出したのを受け、5月26日には、県バス対策協議会路線確保対策部会(県央地区)が開催され、今後、バス路線対策の協議を行っていくことを確認した次第であります。

お問い合わせ

企画部企画政策課企画政策グループ

〒899-4394 鹿児島県霧島市国分中央3-45-1

電話番号:0995-64-0914

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