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更新日:2019年3月25日

平成20年第4回霧島市議会定例会、市政運営の状況報告

本日ここに、平成20年12月定例市議会の開会に当たりまして、9月議会以降これまでの市政運営の状況報告を申し述べますとともに、今回提案いたしております議案につきまして、その概要をご説明申し上げます。

霧島市制が施行され、本年11月6日をもって早や3年が経過いたしました。また、私自身も初代市長として就任させていただきましてから同じく3年が経過いたしました。

これまで、「市民総親和」のもと私のマニフェストに掲げております「美しい霧島市」「日本一のふるさと」づくりを目指し、「世界にひらく、人と自然・歴史・文化がふれあう都市」を基本理念に掲げた第一次霧島市総合計画に基づき、市民はもとより議会の皆様方のご理解、ご支援を賜りながら、全力を傾注し、霧島市政の運営にまい進してきたところでございます。

任期も残すところあと1年となりましたが、これまでの3年間の取り組みを振り返りながら、心を新たに市政運営に取り組んでまいる所存でございます。

さて、10月から11月にかけて霧島市誕生3周年を記念し、様々な市制施行3周年記念事業が開催され、市民の一体感の醸成に寄与したものと考えているところでございます。11月8日・9日の両日は、「ふるさと霧島を支える元気な人・物・産業」をテーマに霧島ふるさと祭が開催され、展示、販売をとおして霧島の魅力を紹介し、記念式典では市歌等の披露、102の個人及び団体の表彰、記念講演や第1号のおじゃんせ霧島大使の任命などを行いました。また、記念植樹祭や防災フェスタのほか、10月3日には、市内86の防犯パトロール隊、交通安全推進団体など安心安全なまちづくりに貢献している方々が一堂に会し、「霧島市制3周年あんしん・あんぜん霧島づくり2008」が開催されました。

一方、10月に本市職員が起こした不祥事につきましては、市民の皆様に大変なご心配、ご迷惑をお掛けし、衷心より深くお詫び申し上げます。本市といたしましては、このようなことが二度と起こらないよう再発防止を図るべく、職員の綱紀粛正、資質の向上を図り、市民の負託に応えられる職員の育成に努めてまいります。

それでは、9月議会以降の市政運営の状況につきまして、総合計画の7つの政策体系に沿ってご報告申し上げます。

1.「快適で魅力あるまちづくり」

定住促進につきましては、移住定住促進補助金及び移住に関する問い合わせが、条例施行後の4月から11月末現在で320件あり、補助金交付決定を8件いたしたところでございます。

また、10月10日から3日間の日程で「霧島市移住体験研修」を実施いたしましたところ、東京・大阪・鹿児島市から3組6人の参加があり、稲刈り・掛け干し農業体験や梨狩り・陶芸体験及び森林セラピーロード散策等をとおし、霧島市の魅力を十分に満喫していただき、本市への移住について、手ごたえを強く感じたところでございます。

更に、総務省などが主催する「地域力創造全国市町村長サミット2008in鹿児島」が11月19日、鹿児島市で開催され、私自身も参加いたしましたが、全国33都道県から市町村長ら約350人が参加し、地域の抱える共通課題の解決策について意見を交わし、「地域のチカラがニッポンを変える」などとする「地域力創造かごしま宣言」が採択されるなど有意義なものとなりました。なお、翌日の20日には、本市福山町の佳例川地区の視察も行われたところでございます。

ブロードバンド環境整備事業につきましては、ブロードバンド未整備の7地域へADSL方式での高速ブロードバンド整備を行う通信事業者を決定いたしたところでございます。
すでに7地域の住民の方々に対する整備方法、サービス内容等についての説明会を先月中に終えており、本年度内には、ブロードバンド環境でのインターネットサービス等が開始される予定でございます。

2.「自然にやさしいまちづくり」

一般廃棄物管理型最終処分場整備に向けた進捗状況ですが、ご承知のとおり、4月15日に候補地として福山町牧之原の宝瀬(ほぜ)地区を選考して以来、7か月が経過いたしました。

この間、さまざまな施設の調査、検討を慎重に重ねてきたところでございますが、本市に対して10月10日には「福山町の自然を守る会」から「立地可能性調査は強制的に行わないこと」の署名が追加で提出され、その後、牧之原地区住民で組織される「牧之原地区活性化協議会」が立ち上げられ、11月25日に候補地の立地可能性調査早期実施についての陳情書が提出されたところであります。
このようなことも踏まえながら、今後とも地域住民の皆さまをはじめ関係者の方々のご理解をいただけるよう引き続き努力してまいります。

3.「活力ある産業のまちづくり」

霧島市制3周年記念「霧島市花火大会」は、10月12日に中華人民共和国瀏陽(りゅうよう)市からご提供いただきました中国花火と日本の尺玉の花火が競演し、約4万人の観客が集い、霧島市民に大きな感動を与えるとともに、中国瀏陽市との新たな親睦交流を築き上げるなど多大な成果を上げることができました。

次に、全国温泉所在都市協議会が「温泉フォーラムin霧島市」と銘打って、10月30日と31日に本市で開催され、温泉所在都市の市長さん方と温泉を活かしたまちづくりについて様々な角度から論議が深められたところでございます。

4.「育み磨きあうまちづくり」

(仮称)第二国分西小学校につきましては、9月議会で工事請負契約議案を可決いただき、その後、順調に工事が進んでおります。現在、校舎及び屋内運動場共に、杭工事が完了いたしまして、基礎工事に着手している状況でございます。

次に、日当山小学校の校舎改築につきましては、11月8日、盛大に落成記念式典が行われたところでございます。現在、グラウンドの整備を行っておりますが、工事の状況としましては、グラウンド周囲の側溝設置が完了し、グラウンド舗装工事を行っているところであり、平成18年度から開始した日当山小学校関連事業も、今年度をもちまして、全ての工事が終了することとなります。

一方、ソフト事業では、今年初めての取組みとしまして、「霧島市小・中学校音楽の集い」を、11月7日、11日、12日の3日間、霧島国際音楽ホール(みやまコンセール)で開催いたしました。市内の小・中学校47校の児童生徒2,671名が出演し、合唱、器楽合奏、和太鼓、民謡、オペレッタ、吹奏楽などが披露されました。児童・生徒は、音楽環境の整ったすばらしいホールへの驚きと、その場で発表できたことへの感動と演奏できた達成感に満ちあふれておりました。保護者等の来場者も延べ1,200名あり、来年以降も継続して行われることを望む声が多数寄せられたところでございます。

5.「たすけあい支えあうまちづくり」

ねんりんピック鹿児島2008につきましては、10月25日から27日にかけて、ゲートボール交流大会、ソフトバレーボール交流大会、ゴルフ交流大会が本市において開催され、3競技に選手、役員約1,700名の参加があり、審判団、ボランティア、職員等のスタッフ延べ1,700名の協力のもと、それぞれ和気あいあいの中にも熱戦が繰り広げられました。

国分運動公園陸上競技場でのゲートボール交流大会では、164チーム1,003名の参加の中から、地元「国分」チームが並み居る強豪を抑えて、見事、優勝の栄冠に輝かれたところでございます。

障がい者福祉につきましては、隼人わかば会の作業所の場所を隼人庁舎駐車場内の一角に決定し、実施設計業務が完了いたしましたので、12月4日に建築工事の入札を行う予定でございます。

子育て支援につきましては、とみくま児童クラブの建築工事がまもなく完了の運びとなりますので、新しい施設で地域の子どもたちが安心・安全に放課後を過ごせるようになるとともに、地域の子育て支援の拠点づくりに有効に活用いただけるものと考えているところでございます。

6.「共生・協働のまちづくり」

国際交流につきましては、10月11日から3日間の日程で中国から瀏陽市人民政府経済貿易調査団9名が市制3周年記念霧島市花火大会の開催に合わせて訪問され、意見交換会や市内の行政視察を実施するなど両市の相互理解を深め、昨年10月に締結した友好交流協議書に基づき今後も交流を推進していくことを確認いたしました。

7.「新たな行政経営によるまちづくり」

市民サービスセンター「コア・よか」につきましては、利用者数1万人達成記念セレモニーを10月20日に開催いたしました。
4月からパスポートの発給業務を開始したこともあり、4月から10月までの月平均利用者数は1,000人を超え、税の収納も月平均約600万円あり、取扱件数も月平均で1,500件となるなど、市民の皆様に着実に浸透してきていると感じたところでございます。さらに、11月1日の国分中央歩道橋「コア・よかどう」の完成に伴い、今後、より一層の利用が図られるものと期待いたしております。

最後に、その他の政策についてご報告申し上げます。

環霧島会議につきましては、10月14日に湧水町で開催した第3回会議において、「霧島ジオパーク推進連絡協議会」を設立し、規約を決定するとともに役員については、環霧島会議の役員がそのまま就任することとなり、私が会長を務めさせていただくことになりました。

ジオパークの取組みは、火山・地震活動で出来た地形、太古の津波を記録した地層といった地球の歴史が刻まれた地質遺産を守るとともに、観光や教育に役立てることにより地域社会を活性化するという活動でございます。世界ジオパークに認定されますと、環霧島地域の魅力が広く世界に発信されることになり、国内はもとより海外からの観光客の増加も期待されます。

「霧島」が科学的に貴重で、景観としても美しい地形を持った自然公園として、日本ジオパーク及び世界ジオパークとして認定されますよう鹿児島、宮崎両県の5市2町の皆様と力を合わせながら取組んでまいりたいと存じます。

また、10月末に、平成23年4月に鹿児島市へ移転するということを表明されました志學館(しがくかん)大学につきましては、本市にとりましては極めて残念なことでございます。
本市域は県内でも大きな可能性を秘めた地であり、大学の未来はこの地にあってこそ発展するものとの信念は変わるものではございません。本市といたしましては、志學館大学移転に伴う様々な影響に対処すべく、近々、庁内に副市長や関係部長等で構成する「(仮称)志學館大学移転対策会議」を設置する予定でございます。

以上で、市政運営の主な事業の取組み状況報告を終わります。

お問い合わせ

企画部企画政策課企画政策グループ

〒899-4394 鹿児島県霧島市国分中央3-45-1

電話番号:0995-64-0914

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