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更新日:2019年11月26日

令和元年第2回霧島市議会定例会(市政運営の状況報告)

はじめに、4月に本市職員が逮捕された不祥事につきまして、市民の皆様に多大なご心配、ご迷惑をおかけしましたことを、衷心より深くお詫び申し上げます。

本市といたしましては、二度とこのようなことが起こることのないよう、職員全員で服務規律の確保と綱紀粛正の徹底を図り、市民の皆様の信頼回復に取り組んでまいります。

次に、5月10日に日向灘を震源とする地震が発生し、地震の規模はマグニチュード6.3、最大で震度5弱を記録しました。

本市におきましても震度4を記録し、1名の方が過呼吸により緊急搬送されましたが、幸い生命に別状はありませんでした。また、国分川原地区では市道への落石があり、一時通行止めとなりましたが、人的被害等はなく、翌日には復旧しましたことをご報告ご説明申し上げます。

それでは、令和元年6月市議会定例会の開会に当たり、現時点における市政運営の状況につきまして、第二次霧島市総合計画の施策体系に沿ってご説明申し上げます。

「産業の活力があふれ、交流と賑わいが生まれるまちづくり」

商工業の振興につきましては、産業競争力強化法に基づく「創業支援等事業計画」について、市町村以外の者が実施する創業機運醸成事業として「商売体験型創業スクール」を新たに追加し、国に対して4月26日付けで変更計画の認定に関する申請を行ったところです。

今後も引き続き、同計画に基づき、霧島商工会議所、霧島市商工会等と連携を図りながら、創業しやすい環境の整備など、創業希望者の支援に努めてまいります。

ふるさと納税につきましては、昨年開催された第72回全国茶品評会において産地賞を獲得した霧島茶をはじめ、畜産物、伝統工芸品などを新たに返礼品に追加するなど、市内の生産者や事業者の皆様と連携を図りながら、合計318品目に及ぶ返礼品の充実に努めてまいりました。

また、インターネットでの広報のほか、首都圏を中心とした新聞・雑誌広告によるPR戦略などを展開した結果、平成30年度におきましては、対前年度比で約7,600万円の増額となる約5億9,900万円ものご寄附をいただきました。この場をお借りしまして、本市を応援していただいた全国の皆様、お一人お一人に、心から感謝申し上げます。

今後も引き続き、生産者等と力を合わせながら地場産業の振興や地域の活性化に取り組んでまいります。

企業誘致と雇用の促進につきましては、福岡市に本社を置き、物流業務の運営・管理を行う株式会社シーエル及びその関連会社である株式会社九州協栄と、物流センターの新設に関する立地協定を5月20日に締結しました。本協定により、本市発足後の立地協定の締結件数は60件となりました。

また、同月11日には、本市で初めての取組として、人材不足の事業所等と若者や子育て世代等の求職者とのマッチングを図るため、ハローワーク国分との共催による企業合同説明会を、国分シビックセンターにおいて開催しました。当日は85人が来場され、参加した17事業所の担当者との面談等が行われました。

今後も引き続き、関係機関と連携を図りながら、県内外において積極的な企業誘致活動を展開するとともに、雇用の安定的な確保に向けて取り組んでまいります。

畜産業の振興につきましては、4月18日に開催された「第27回姶良春季畜産共進会」において、個人の部では、若雌1区で、福山地区の柴山博さんが、若雌2区で、同じく福山地区の藤山粋さんがそれぞれ最優秀賞一席を獲得され、団体の部では、溝辺地区が優勝、福山地区が準優勝となりました。さらに、藤山粋さんが3季連続でグランドチャンピオンに選出されるなど、本市の畜産農家の高い飼養管理技術が実証された共進会であったと考えています。

また、第12回全国和牛能力共進会に向けた出品牛対策として、全国和牛登録協会鹿児島県支部で数々の要職を歴任されたほか、鹿児島県の出品牛対策にも長年携わってこられた実績を有する方を、4月から専門指導員として配置したところであり、全共へ向けた出品牛対策の推進はもとより、本市の肉用牛の改良・増殖などによる市場価格の安定や畜産農家の所得向上にも繋がるものと期待しているところです。

今後も引き続き、関係機関の皆様のお力もお借りしながら、畜産振興に取り組んでまいります。

水産業の振興につきましては、「霧島市水産まつり」が6月2日に日当山温泉公園において開催され、市内外から多くの方々が来場されました。

また、錦江漁協で養殖に取り組んでいる「霧島あさり」については、5月5日から毎週日曜日に定例の販売会が開催され、毎回多くの購入者で賑わっています。

今後も引き続き、本市の水産資源の積極的なPRに努め、地産地消や消費の拡大を図ってまいります。

観光業の振興につきましては、4月14日に高千穂河原において、多くの関係者の出席のもと、霧島連山夏山開きの式典を開催し、登山者の安全を祈願しました。

同月5日と18日には、新燃岳とえびの高原・硫黄山の噴火警戒レベルがそれぞれレベル1に引き下げられ、警戒範囲の縮小に伴い、通行可能な登山道も増えており、ゴールデンウィークを中心に多くの登山客が訪れ、以前の賑わいが戻りつつあります。

今後も引き続き、霧島山に関する正確な情報の発信に努めるとともに、市内の観光やイベントなどの情報を国内外に積極的に発信してまいります。

「みどりあふれる快適で暮らし続けたいまちづくり」

循環型社会の形成につきましては、「霧島市ごみ減量化・資源化基本方針」に基づく「霧島市ごみ減量化・資源化基本方針の具体的取組」を策定し、3月に市のホームページで公表しました。

今後も引き続き、4Rの実践や、食品ロス対策として「30・10運動」の実践など、市民の皆様や事業者の協力のもと、更なるごみの減量化・資源化を進めてまいります。

また、ごみの処理につきましては、将来にわたり安定的で効率的な体制を確保するため、稼動以来16年が経過し、老朽化が進む敷根清掃センター建替えのための調査・設計等に着手したところであり、令和7年度の本格稼動を目指し、引き続き、計画的に整備を進めてまいります。

地域情報化の推進につきましては、「霧島市光ブロードバンド整備計画」に基づき、民設民営方式による光ファイバ網の整備を進めるため、3月に第1期事業計画の実施事業者を選定しました。

また、今年度創設された光ファイバ整備に関する国の補助事業において、民設方式についても補助対象に位置付けられたことから、事業者と連携し、国に対して事業採択に係る申請を行ったところであり、今後、当該補助事業を活用しながら計画的に整備を進めてまいります。

防災対策につきましては、梅雨・豪雨期を前にした対策として、5月16日に特別警報級の大雨災害を想定した災害対策本部訓練を実施したほか、同月23日には横川運動場周辺において、41の機関・団体、約500人の参加による市総合防災訓練を実施しました。さらに、同月31日には、地域防災計画の見直しなどを議題とした市防災会議を開催したところであり、これらの防災訓練や地域防災計画の見直しなどを通して防災関係者や地域の皆様との連携を強化し、災害の未然防止と被害の最小化に向けた取組を積極的に進めているところです。

また、霧島山の噴火警戒レベルにつきましては、現時点では霧島山すべての活動火山においてレベル1以下となっていますが、引き続き、火山活動の活発化に備え、万全を期してまいります。

救急・救助体制の充実につきましては、外国人からの119番通報や外国人が関わる救急現場での活動に際し、迅速かつ的確に対応するため、民間の電話同時通訳サービスによる「多言語通訳システム」を新たに導入し、5月1日から運用を開始しました。

「誰もが支えあいながら生き生きと暮らせるまちづくり」

医療体制の充実につきましては、霧島市立医師会医療センターの新たな施設整備に向けて、3月に施設整備基本計画を策定しました。また、霧島市議会の「霧島市立医師会医療センター施設整備基本計画調査特別委員会」におきましても、様々な観点から調査がなされ、貴重なご提言をいただいたところです。

今後、いただいたご提言の内容等も踏まえながら基本設計等を作成し、計画的に整備を進めてまいります。

子育て環境の充実につきましては、5月10日の参議院本会議において、本年10月から幼児教育・保育の無償化を実施するための改正子ども・子育て支援法が可決、成立したことを受け、本市におきましても、子育てを行う家庭の経済的負担軽減を図るため、幼児教育・保育の無償化の取組を進めてまいります。

「社会を生き抜く力と生涯を通じて学びあう力を育むまちづくり」

教育環境の整備につきましては、日当山中学校校舎の大規模改造工事及び向花小学校の屋内運動場大規模改造工事の実施に向け、発注業務を進めているところです。

また、熱中症対策として現在進めております全小中学校等への空調設備整備につきましては、工事を分割して発注するなど、効率的に事業を進めているところであり、今月中には1回目の契約を行う予定としています。

キャリア教育・進路指導の推進につきましては、「霧島しごと維新」事業の一環として、地元企業の魅力に触れ、地元で働くことの意義や仕事内容の理解を深めることを目的とした「君の夢を叶える高校・企業フェア」を、国分シビックセンターにおいて5月11日に実施しました。当日は、中学生・高校生やその保護者など218人が参加し、地元の高校や企業についての理解を深める良い機会になったものと考えているところです。

国分中央高等学校に関する嬉しい話題としまして、3月に東京都で開催された第41回全国高等学校柔道選手権大会の女子48キログラム級において、同校スポーツ健康科の中馬梨歩さんが準優勝しました。本人の頑張りはもちろんのこと、教職員の熱心な指導や生徒・保護者が1つになった応援が実を結んだ今回の成果が、九州南部での開催となる今年の全国高等学校総合体育大会、さらには、来年の第75回国民体育大会「燃ゆる感動かごしま国体」や東京オリンピックに向けた大きな弾みとなることを期待しています。

また、同校園芸工学科においては、小畑農場で栽培するサツマイモの生産工程管理が、食品安全等に関するアジア共通の国際規格である「ASIAGAP」として認証されました。今回の認証は、鹿児島県内の高校では初めて、九州でも2校目となる快挙で、生徒や教職員による取組が高く評価された結果であり、今後の同校の更なる活性化につながるものと期待しています。

「燃ゆる感動かごしま国体」につきましては、開催まで、あと484日となりました。本市としましても、4月の組織改正において、従来の国体推進グループを、総務・企画グループ及び競技・式典グループに再編し、大会開催に向けた推進体制の強化・充実を図ったところです。

来月以降、全国高等学校総合体育大会のフェンシング競技や国体開催競技のリハーサル大会が順次本市で開催され、選手や役員をはじめ多くの関係者が全国から訪れ、本市をPRする絶好の機会となることから、皆様に満足していただける大会となるよう、全力で準備に取り組んでまいります。

東京2020オリンピック・パラリンピックにつきましては、6月1日に、大会組織委員会からオリンピック聖火リレーの概要が発表されました。鹿児島ルートは、4月28日、29日の日程で、本市も実施自治体の一つに選定され、28日に聖火リレーが実施されます。今後は、関係機関と協力しながら、市民の皆様とともに開催機運を盛り上げてまいります。

また、4月に福岡市で開催された全日本選抜柔道体重別選手権大会の女子78キログラム級において、本市出身で自衛隊体育学校所属の濱田尚里さんが優勝し、8月に東京都で開催される世界選手権へ出場することとなりました。本市としましては、同大会における濱田選手の活躍を市民の皆様と共に応援できるよう、パブリックビューイングの実施に向けて、霧島市スポーツ協会などと協議してまいります。

「市民とつくる協働と連携のまちづくり」

市民参加によるまちづくりの推進につきましては、4月に地区自治公民館長・自治会長会を開催し、行政協力員活動等に関する基本的事項及び支援制度等について、ご説明申し上げたところです。

今後も引き続き、共生・協働のまちづくりを進める上で、最も大切なパートナーである地区自治公民館長、自治会長の皆様と常に連携を図りながら、地域の活性化に取り組んでまいります。

国内交流の推進につきましては、薩摩義士の偉業を顕彰するため、4月24日から3日間の日程で、市民10名による訪問団が、姉妹都市盟約を締結しております岐阜県海津市を訪問しました。25日には同市の治水神社において「薩摩義士春季顕彰」が開催され、私も霧島市民を代表して参加しました。

また、海津市の中学生・高校生16名からなる青少年訪問団が5月23日から3日間の日程で、公募による10名の市民訪問団が24日から2日間の日程でそれぞれ本市を訪れ、交流を深めたほか、25日には鹿児島市の平田公園において開催された薩摩義士頌徳慰霊祭に参加し、両市の交流のきっかけとなった薩摩義士の遺徳をしのびました。

「信頼される行政経営によるまちづくり」

市民の視点に立った行政サービスの提供につきましては、新元号の初日である5月1日が大安と重なり、多くの婚姻届が提出されることが予想されたことから、国分シビックセンター行政庁舎本館において、午前0時から婚姻届の臨時受付窓口を開設し、55件の届書を受け付けました。

また、記念撮影スペースの設置のほか、新元号の日付が入ったオリジナルの預かり書をお渡しするなど、対応にも工夫を凝らしたところであり、来庁された皆様からご好評をいただきました。

広報誌やホームページ等を通じた情報発信につきましては、4月に審査が行われた全国広報コンクールにおいて、広報きりしまが「広報紙・市の部」で入選したほか、キリシマイスターのPR動画が「映像の部」で入選し、併せて読売新聞社賞を受賞しました。本市としましては、今回で13年連続のコンクール入賞となり、日本広報協会によりますと、同コンクールでの連続入賞回数としては、本市が日本一であるとのことです。

このような実績を積み重ねることができましたのも、これまで取材等に応じていただいた市民の皆様をはじめ、多くの方々のご協力のおかけであると深く感謝申し上げます。

今後も引き続き、地域に密着した、市民が主役の「読みやすい」「親しみやすい」広報誌づくりや情報発信に努めてまいります。

お問い合わせ

企画部企画政策課企画政策グループ

〒899-4394 鹿児島県霧島市国分中央3-45-1

電話番号:0995-64-0914

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