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市長コラム(平成22年度)

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平成23年3月 共に「キバイもんそ!」

 口蹄疫(こうていえき)や鳥インフルエンザへの防疫対策、豪雨災害からの復興など、年明けまで自然環境が与える驚異との闘いの連続でした。「負けてなるものか」という気概で「いざ霧島100万人キャンペーン」など緊急経済対策を続けざまに打ち出し、新幹線全線開業を間近に、輝かしい新年度を迎える準備をしていた矢先の新燃岳大噴火。まさかに備え、環霧島会議で作成していた防災マップを基軸にし、地域の皆さまをはじめ、国や県、関係機関と連携しながら、住民説明会を開催するなど常に現場主義に徹し、万全の体制で防災対策に臨んでいます。地域では自主的な防災訓練や要援護者の把握、高原町や都城市へのボランティア活動が展開され、共生・共働・共助の理念を強固するための契機にもなっています。桜島も新燃岳と同じ警戒レベル3。市民や来訪者の安心安全に万全を期し、活火山と共生し、今回の負の自然災害を大いなる学びの機会と捉え、地域の個性と魅力に転換していけるよう市民の皆さまと共に「キバイもんそ!」

平成23年2月 5年の成果と証し

 5年に1度全国一斉に行われる国勢調査。本市でも786人の調査員の皆さまにご協力いただき無事調査を終えることができました。速報値によると県内の人口は前回調査から5万人の減、戦後最少の170万人となり、人口減少に歯止めがかからない中、増加したのは県内43市町村の中で龍郷町、鹿児島市、霧島市のみでした。調査に基づく人口は交付税などの算出基礎となり、また市の総合計画策定のための基本数値として将来的な投資事業や財政計画を大きく左右させます。実は合併直前、過去の統計から推測した5年後の人口は1036人の減でした。しかし結果は203人の増で127,512人。統計学上の予測を覆す結果となりました。合併の効果を最大限に生かす、元気な霧島市を創(つく)る。これらを念頭に子育てや福祉、医療、教育の環境整備、移住定住促進や企業誘致など幅広い観点や視点で市が積極的に取り組んできた成果と証しです。掲げた目標は13万人、これを達成するため、これからもたゆまぬ努力を続けます。

平成23年1月 夢をあきらめないで

 昭和63年、一億円を超す浄財により、空港前に建立された西郷隆盛像。地元の皆さま方と共に夢をあきらめず募金活動に奔走したことをこの前のように覚えています。市長として建立当時の志である「西郷銅像を地域づくり・人づくりに生かす」、このことをあらためて決意。市民の一人として、3年前から地域の皆さまや子どもたちと清掃活動を始めました。西郷翁の精神を青少年の健全育成に生かそうと「西郷塾」も開かれ、富隈小5年の早川満晴(はやかわみつな)さんは、自顕(じげん)流の練習を通し西郷翁の生き様から学んだことを発表、それは大人も学ぶべき立派な内容でした。先日は市のPTA研究大会で青少年の主張コンクールが開かれ、最優秀賞に選ばれた福山中2年の立和田(たちわだ)あかりさんは「学校は将来のための楽しい修行の場。月曜日が来るのが楽しみ」と力強く発表しました。子どもたちの前向きで明るい笑顔、希望ある志に心から感動しました。小さな夢でもいい、夢をいつまでも追い続ける。共に夢をあきらめない新年にしましょう。

平成22年12月 感動、そして涙と笑顔

 11月7日、霧島市が5歳の誕生日を迎える日、記念式典のオープニングで大きな感動をいただきました。市民参加型のミュージカル、縄文の時代から幕末、戦争の悲劇と大きな歴史を振り返り、自然や温泉などを生かし「市民が主役、市民が創(つく)りだす歴史」を想(おも)い描いた舞台に、多くの市民の方々が感動の涙を浮かべながら拍手する姿がありました。その涙は希望と勇気、そして元気をくれた涙でした。お祭り広場では、ふるさと祭が開催され、市内の特産品販売や舞台発表など、身動きできないほどの大盛況。広場いっぱいに市民の皆さまの笑顔があふれていました。翌週13日には自然公園ふれあい全国大会がみやまコンセールで開催され、高円宮(たかまどのみや)妃殿下をお迎えした舞台で、霧島小学校の児童たちがこの豊かな自然をいつまでも残そうと誓いの言葉を堂々と宣言。未来のために私たちが懸命に生きることの大切さ、この美しい地球とふるさとを守り、生かし続けることの責任をあらためて感じさせてくれた未来からの言葉でした。

平成22年11月 地域間外交の礎(いしずえ)

 霧島市は国内5都市、海外9都市と友好交流を行っています。先日、平成6年に隼人町で交流が始まった中国耀州(ようしゅう)区の皆さんが本市を訪問されました。尖閣(せんかく)諸島の領土問題や中国漁船と海上保安庁巡視船の衝突事故への日本政府の対応などに対して反日感情が高まる中、来日の確認作業は連日続き、鹿児島空港に到着するまで心配しましたが、9月29日無事訪問されました。奇(く)しくもこの日は昭和47年日中国交正常化がなされた日と同じ日。この歴史的な日に中国の親友をお迎えできました。私たちは中国の文化から多くのことを学んでいます。それぞれの国で培われた文化、生活様式は異なります。その中でお互いを知り、理解しようとする心が大切です。「水を飲む人は井戸を掘った人の苦労を知れ」という中国のことわざがあります。国交の正常化を成し遂げた人々の苦労はもちろん、交流活動を始めた皆さんのご苦労を無にすることのないよう、市民の皆さまと共に地域外交の礎をいつまでも守り続けてまいります。

平成22年10月 「市制5周年」パワー全開

 昨秋二期目の市長の職を与えていただき、一期目の反省に立ちながら、その成果をさらに伸ばしつつ、市民目線で市民の皆さまをはじめ、自治会や自治公民館、各種団体、企業の皆さまと共に、日本一のふるさとづくりを目指して新年度をスタートしました。しかし、不況風をあおるように口蹄疫(こうていえき)や豪雨災害などが発生。まだまだ油断は大敵でありますが、皆さまのご理解とご協力で乗り越えることができました。「つまずくということは動いている証し。止まっているものはつまずかない」この言葉のとおり、前向きな陽転思考で市政を運営していこうと、さらに強い覚悟を決心しました。NHK大河ドラマ「龍馬伝」霧島ロケの効果で塩浸温泉龍馬公園は連日賑(にぎ)わっています。念願の日本ジオパークの仲間入りも果たし、世界への扉が開きました。来年秋に開催される全国お茶まつり大会を前に、霧島茶が団体戦で全国一位となる「産地賞」を獲得しました。市制5周年迎える今年、霧島市の素晴らしい可能性にパワー全開です。

平成22年9月 人輝くまち

 今年は口蹄疫(こうていえき)の影響で多くのイベントの延期や中止を余儀なくされ、その上に豪雨災害も続き、寂しく厳しい夏となりました。そんな中で「口蹄疫をふっとばせ!ミュージカルだよ全員集合!」を掛け声に市民参加型ミュージカル「ひかるの夏2010〜龍馬からの伝言〜」があり、私もサプライズで出演しました。ミュージカルは出演者を市民から募集、実は応募者50人全員が合格となり、最後まで一人も欠けることなく公演当日を迎えたそうです。
 4歳児から70歳代の方まで、キラキラと輝く目、心に響くセリフや音楽から照明まで計算しつくされた舞台演出に感動の涙がとまりませんでした。舞台では縄文の歴史や特攻隊の悲劇などを回顧しながら旧7市町の神話や歴史・自然・人の素晴らしさをあらためて教えてくれました。人にも地域にもそれぞれ個性があります。その個性はさまざまな可能性を秘めたまちの宝です。市民力で創り上げた舞台の中で、私たちのまちには輝く人がいる、人は宝とあらためて感じました。

平成22年8月 ふるさとに生きる覚悟

 「この集落は私が守ります。市長は霧島市民十数万人を守ってください」。これは横川地区で開催した一日移動市長室の現地調査の際に感銘を受けた言葉です。彼は桜本という名の山あいの集落で唯一の子育て世代。高齢者の見守りから緊急時の対応など地域から頼りにされる自治会長。「贅沢(ぜいたく)な道路は要(い)りません。せめて救急車や消防車が通れるように道路の補修でもいい」その言葉には地域を守る責任とやさしさ、そして故郷(ふるさと)に生きる覚悟が込められていました。彼は父から頼まれたそうです「集落を無くすことは簡単なこと、しかし集落を作ることは並大抵のことではない。この地を守ってくれ」。その言葉を胸に、わずか5世帯の集落に根を降ろし、人を、地域を守ろうとしています。その気持ちから発せられる言葉は重みが違います。霧島市が発足して5年目、これからも市民の皆さまの声に耳を傾け、毛細血管の先々にまで新鮮な血液が流れるような、きめ細やかなふるさとづくりを進めようとあらためて覚悟した日でした。

平成22年7月 負けてたまるか!

 年度始めはさまざまな団体の総会などに出席させていただきますが、どの会合でも口蹄疫(こうていえき)がもたらす悲痛の声をお聴きします。農家の皆さんをはじめとする畜産関係者の心痛。消毒ポイントの最前線を24時間体制で守っている関係者のご苦労。数か月も前から情熱をそそぎ準備したイベントの中止や延期を余儀なくされる悔しさ。宿泊、弁当、昼食、会食の予約のキャンセルが相次ぐホテルや旅館、飲食業、冷え込む消費で売り上げに悩む商店経営の皆さんの嘆き。楽しみにしていた修学旅行や遠足が延期や行き先の変更で戸惑う子どもたち。情報が交錯するなかで奔走する報道関係者など。一方では義援金や支援物資を寄付される皆さんや、ボランティアを申し出る方。口蹄疫が終息したら、これまで蓄積した悔しさを、再生の、活性化へのエネルギーに替えようという前向きな励ましの行動や声もお聴きします。皆さんの心からの叫び「口蹄疫に負けてたまるか!」を合言葉に「霧島総市民力」を結集し、立ち向かっていきましょう。

平成22年6月 初動の重要性

 安心安全なまちづくりは私の政治指針の柱であり、就任以来、危機管理監を新設し、災害対策や防犯パトロール隊の推進などに努め、結果として犯罪率が低下しています。地域を中心とした市民の皆さまをはじめ、企業、団体など多くのご協力と初動体制の充実に努めてきた成果です。今回の口蹄疫(こうていえき)の予防対策でも宮崎県での一例目の一報を受け、即刻担当課に情報収集と対策を講じるよう指示しました。そして4月27日(火)、隣接するえびの市で感染疑いの情報が入るやいなや、その夜のうちに県農政部長に電話で直接相談し、一刻も早く市の対策本部を設置することの了解をとり付け、翌朝には対策本部を設置。その後毎週のように対策会議を開催、防疫体制や支援策についてスピード感を持って対策を講じてきました。農家やJA関係者の方など被害を被っておられる皆さまの心情を思うとき、政治や行政に求められるものは、的確な判断と初動体制の充実です。それは地方自治体以上に国、中央政府にも強く求められるものです。

平成22年5月 地道な努力

 安心して暮らす、安心して子育てをする、将来への不安解消。これら解決にはまず安定した収入が必要であり、そのためには就労の場があることが不可欠です。合併後22社の企業と立地協定を結びました。この不景気の中で、撤退より進出企業が多いことは何より嬉(うれ)しいことです。しかし、企業を誘致することは並大抵のことではありません。交通事情、膨大な投資、人材の確保、将来性など、企業側はあらゆる調査を行い、数ある候補地から新たな進出先を決定します。幸い、本市は県央に位置し交通体系にも恵まれ、県内では立地条件が整っている方です。それでも日本全体でみると南の端の鹿児島です。この中でいかに誘致を進めるか、それには数年がかりで交渉努力を重ね、企業が抱える課題、要望を一つ一つ解決していく。最後は人と人との信頼関係が実を結び、立地協定締結としての結果が生まれます。市民の皆さんが安心して暮らせる。すべての仕事がそうですが、事を成し遂げるためには日々の地道な努力が必要です。

平成22年4月 ガネのてんぷら

 サツマイモやニンジン、ゴボウなどを棒状に切り、溶いた小麦粉にからめて揚げる、その姿形が「カニ」に似ていることからかごしま弁で「ガネ」の天ぷらと呼ばれます。九州の駅弁ランキングで3年連続1位となった「百年の旅物語『かれい川』」、嘉例川駅でやまだ屋さんが販売する弁当にもガネが添えられ、その味の懐かしさに、観光客が行列をつくって買い求めます。霧島温泉駅では「ぽっぽ屋」の名前で主婦の皆さんが竹の皮に包んだおにぎり弁当を販売、ガネを添えてこちらも故郷(ふるさと)の味満載。先月行われた龍馬ウォークや山ヶ野ウォークでも地域の方々がお茶や漬(つ)け物、そしてガネの天ぷらでもてなしをいただき、参加者の皆さんに大好評でした。主役ではありませんが、昔から人が集まると必ず出てきます。大鍋に菜種(なたね)油、ジューッと揚がったガネをサクッと食べる。ほんのり甘いサツマイモ。人を笑顔にする故郷(ふるさと)の味、親から子へ、そして孫へ、この味とおもてなしの心をいつまでも伝えていただきたいと願うものです。 

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