広報霧島8月号

広報霧島8月号 page 14/28

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広報霧島8月号

〈作り方〉 ① 卵を常温に戻しておく(冷蔵庫から出してすぐに使うと割れやすい)② 後で殻をむきやすいように軽くたたいて少しひびを入れておく。③ 卵が漬かるくらいの水と一緒に鍋に入れ、中火にかける。④ 菜ばしなどで卵を静かに転がしながらゆでる(黄身が真ん中になる)⑤ 煮立ってから約8分で固めに完成。⑥ 流水でしっかり冷ますと殻をむきやすい。◎おいしいゆで卵〈材 料〉 卵 数個国分高校の野球部では、練習が終わると必ずみんなで真っ白なゆで卵を食べます。成長期の高校生野球部員にとって、ハードな練習や夏の暑さに耐えられる丈夫な体を作ることは大切な練習のひとつ。生徒が練習後の空腹をお菓子で満たしていたことを知った監督の福田健けん吾ご教諭は、たんぱく質が豊富で疲労回復効能もあり、手軽に食べられる「ゆで卵」を練習後に食べることを考えました。準備するのはマネジャーで3年生の谷川遼はるかさん(17)、仮屋園椛もみじさん(17)と後輩の3人。練習の有無にかかわらず、平日の夕方には1時間かけて家庭科室で選手全員分の約50個の卵をゆで、殻をむきます。「最初は上手に作れず、試行錯誤しました。通常のマネジャーの仕事をしながら、たくさんのゆで卵を一度に作り、殻をむくのは大変です。でも、みんながおいしそうに頬張る顔がうれしくて続けてこられました」とマネジャーの2人は笑います。「ゆで卵を食べるようになってから、チームワークが良くなりさらに力もついてきました。たくさんのゆで卵を見ると、マネジャーの真心が伝わってきます。ゆで卵の出来にもマネジャーの個性が出ていて、今では誰が作ったゆで卵か分かるんですよ」とキャプテンの丸山直輝君(18)。練習の後、運ばれてきたボウルいっぱいのゆで卵に駆け寄るチームメートを眺め、丸山君は「僕らが大人になっても、ゆで卵を食べる時は、きっとこの光景を思い出すと思います。チームの勝利と選手の体を思って作ってくれるゆで卵。僕らにとっては忘れられない味であり、何よりのごちそうです」と話します。国分高校野球部は、これからもマネジャーの心のこもったゆで卵を食べて甲子園を目指します。マネジャーのゆで卵は、青春の味思い出の味を募集しています。住所、氏名、年齢、電話番号を記入の上、あなたの心に残る、食べたらなぜか元気になる味をエピソードとともにお寄せください。採用された方には後日連絡の上、取材させていただきます。(宛先)〒899?4394 国分中央三丁目45番1号 秘書広報課「思い出の味」係なぜか元気になるTaste of memories3年生マネジャーの谷川遼さん(左)と仮屋園椛さん左からキャプテンの丸山直輝君、内田貴久君、隈元翼君、鶴田真大(まさひろ)君、大隣勇輝君広報きりしま 14slow food & cooperation