広報霧島 2013年9月号

広報霧島 2013年9月号 page 10/28

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広報霧島 2013年9月号

認知症の人が住みなれた地域で暮らしていくためには、在宅を見守る家族の存在と地域の理解が必要です。しかし、実態は厳しいものがあります。24時間、目を離すことができず、思いが通じないイライラを背負って生活する家族。認知症を受け入れてくれない周りの目。越えなければならない現状があります。あの悲しい思いをしないために以前から、認知症を地域で支えようと取り組んでいるのが、「私のアルバム」の考案者で、市のライフサポートワーカーでもある黒岩尚なお文ふみさん(45)。国分府中町で地域サポートセンター「よいどこい」を運営し、地域に根差した認知症サポートに取り組んでいます。黒岩さんが地域にこだわる理由には、忘れられない経験がありました。「相談者の夫が認知症で、徘徊などを繰り返していたため“周りに迷惑をかけたくない”とその夫を施設に入れることに。私は心配になって施設に行くと、座り込んで下ばかり見ている彼黒岩尚なお文ふみさん(45)地域サポートセンター「よいどこい」(国分府中町)、共生ホーム「よかあんべ」(姶良市)、小規模多機能ホーム「たから」(十島村)を運営する株式会社浪漫の代表取締役。霧島市ライフサポートワーカーとして認知症を支える地域づくりに取り組む。全国小規模多機能居宅介護事業者連絡会理事、社会福祉法人山陵会理事、特定非営利活動法人「てのひら工房」理事長。生かされるのではなく、自分で生ききる姿を支援したい「よいどこい」の理念その本人の存在感が最期までそこにある暮らしを支援するその人らしく最期まで生ききる暮らしを支援する楽しく、明るく地域の方と地域の中にあり続ける広報きりしま 10