広報霧島 2013年9月号

広報霧島 2013年9月号 page 14/28

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広報霧島 2013年9月号

〈作り方〉 ① 白玉粉によくすりつぶした豆腐を加え、こねる。(耳たぶの固さになるように豆腐の量を加減する)② 適当な大きさに丸め、沸騰したお湯でゆで、浮きあがったら冷水に取る。③ あんこを添えたり、きな粉(砂糖を混ぜたもの)をまぶしたり、お好みで。※ 水を使わず豆腐を入れてこねると、時間がたっても固くなりません。〈材 料〉 木綿豆腐200g、白玉粉120g、あんこやきな粉などお好みで適量。◎月見だんご朝晩の空気も涼しくなり、秋の気配が近づいてきました。秋といえば十五夜。旧暦の8月15日に月見をする行事で、月の神様に、だんごや秋の収穫物などを供え、五穀豊穣を祝い、感謝します。横川町山ヶ野に住む濵本伸しん子こさん(70)は、3年前に亡くなった母・吉見法のり子こさんの教えで、季節を考えた食事や行事食を大切にしてきました。十五夜もその一つで、毎年だんごを作り、お月見をします。「小さいころ、母と月見だんごを作っていました。もちもちした食感と優しいあんこの甘さが大好き。何より母と過ごす時間が楽しかったことを覚えています。結婚を機に山ヶ野を出てからも、子どもたちと一緒にお月見しました」濵本家の十五夜は、箕み(農作業に使われていた道具)に月見だんごと芋や柿などの収穫物、お神み酒き、ろうそくを並べ、一升瓶にススキ、クリの木、ハギを差して供えます。「18年ほど前、夫の定年退職を機に、山ヶ野に戻ってきました。長崎出身の夫もここを気に入ってくれて、一緒に田舎暮らしを楽しんでいます。母が亡くなるまでの8年間は介護の日々で、苦労もありましたが、夫の協力をもらいながら今までの恩返しと思って親孝行に努めました」季節や行事を大切にする心。家族への深い愛情。濱本さんは、食を通して母から学んだたくさんのことを子どもたちに伝え、山ヶ野に戻ってからは感謝の気持ちで母に寄り添ったのでした。「母は介護する私たち夫婦に『私はまち一番の幸せ者だ』と言ってくれました。十五夜に思い出すのは、明るくて朗らかだった母のこと。今年もゆっくりお月様を眺めます」今年の十五夜は9月19日。皆さんも感謝の気持ちを込めて、お月見をしませんか。◎横川町山ヶ野十五夜にありがとうを込めて思い出の味を募集しています。住所、氏名、年齢、電話番号を記入の上、あなたの心に残る、食べたらなぜか元気になる味をエピソードとともにお寄せください。採用された方には後日連絡の上、取材させていただきます。(宛先)〒899?4394 国分中央三丁目45番1号 秘書広報課「思い出の味」係なぜか元気になるTaste of memories 濵本伸し ん子こさん(70)芳雄さん(74)広報きりしま 14slow food & cooperation