広報霧島 2013年9月号

広報霧島 2013年9月号 page 16/28

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広報霧島 2013年9月号

広報きりしま 16炎天下の国分陸上競技場。トラックを走る学生たちを背中に、一人黙々と練習に打ち込む白髪交じりの男性。74年の歳月を感じさせない健脚は、鋭く地面を蹴り、風のように駆け抜ける。「100分の1秒でも早く走りたい」と練習に没頭する下しも新しん原ばら明あき人とさん(74)は、7月29 日に行われた九州マスターズ陸上競技選手権の70歳以上の部200㍍で見事優勝を果たしました。60㍍と100㍍はともに3位。現在、9月に佐賀県で開催される全国大会に向けて、練習に励んでいます。平成15年、63歳で九州旅客鉄道株式会社を退職。翌年、ふとしたことから鹿児島市で開催されたマスターズ陸上の全国大会を見に行くことに。マスターズ陸上とは、女子25歳以上、男子30歳以上が、年齢5歳刻みのクラス別に競技するもので、記録の向上はもちろん、健康増進や交流などを目的に多くの方が登録しています。同年代や年配の人たちの走る姿に触発された下新原さんは「自分も走ってみたい」と、平成17年、65歳のときに鹿児島マスターズ陸上競技連盟に登録しました。運動の経験はほとんどなかった下新原さんですが、持って生まれた健康な体と運動神経の良さから、すぐに頭角を現します。短距離走のとりこになり、71歳のときに出THE SCENE霧島に生きるs l o w l i f e