広報霧島 2013年9月号

広報霧島 2013年9月号 page 8/28

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広報霧島 2013年9月号

認知症について地域で取り組んでいるのが隼人町富隈地区。市の「認知症になっても安心して暮らせるまちづくり」のモデル地区にもなっています。同地区で昨年9月に発足したのが「認知症高齢者見守りネットワーク協議会」。団体の枠を超え、地域全体で認知症に取り組むことが目的で、地域、医療、福祉、警察、学校、消防など、さまざまな分野から参加しています。同協議会が取り組んでいることの一つが認知症サポーターの養成。2年間で1400人を目標にしており、地域住民だけではなく、富隈小学校や隼人中学校、鹿児島工業高等専門学校、企業などでも養成講座を行っています。福祉=見守り昨年11月には、認知症の人が徘徊し認知症は隠す病気ではなく見守る病気みんなでオレンジリングをつけようポーター養成講座」を実施しています。これは、地域に認知症への理解者を増やすことで、認知症の人やその家族が病気のことや悩みを相談できる環境を作ることを目的に行われています。講座は団体や企業などが対象で、テキストを用いて正しい知識や対応方法などを学びます。これまでに124回開催され、5985人が受講しました。受講者からは「これまで認知症を他人事のように思っていた」「地域での声掛けを大切にしたい」などの声が寄認知症の実態として、周囲の偏見や理解不足が多くあります。中には「外に出さないでほしい」と言われた家族もいます。そのため、認知症のことを打ち明けられず、孤立することもあります。周りとの関係性が少なくなると、症状の進行が速くなったり、虐待につながったりするケースもあります。認知症サポーターを増やす市では、平成20年度から「認知症サ写真右から富隈小学校5年 坂口慶志郎くん、福島玲奈さん、中吉美希さん、永留雄真くん富隈地区自治公民館館長 柳 貞さだ光みつさん(63)広報きりしま 8