広報霧島 2013年10月号

広報霧島 2013年10月号 page 27/28

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広報霧島 2013年10月号

〈随ずいそう想〉は少し前の話をさせていただく必要があります。あるそば屋で働いていた時のこと。大変繁盛しているお店で、多いときには一日に1000人以上が来店することも。ドリンク1分、料理5分という目標を掲げ、毎日元気いっぱいに頑張っていましたが、店の方針でスピーディーな接客を目指すあまり、お客さまと衝突することがたびたびありました。そこでもっと親身な接客がしたいと思い、妙見温泉の旅館「石原荘」で接客のノウハウを学ばせていただくことになりました。そこには県内外から多くのお客さまが訪れます。石原荘でのある日のこと。社長の「お客さまがゆっくりお酒を飲める設備を作ろう」という話のスタッフとして、白羽の矢が立ったのが私でした。それからは旅館の仕事が終わる午後11時ごろから修業のために国分に下り、バーで深夜3時、4時まで勉強という毎日。そこでそば屋の早さと旅館の親身な接客の両方を備えた自分の理想とする接客に出会ったのです。バーテンダーの所作そのものが理想の接客でした。これを機に私は旅館を辞め、バーテンダーになる事を決めました。はたから見ると華やかな仕事ですが、大変な事も多くあります。そんな時にいつも思い出すのが石原荘の社長の言葉。「お店はステージだと思え。主役はお客さま、自分は裏方。黒子を演じろ」と。この言葉が今でも私を接客人として初心に返らせてくれます。バーテンダーになって10年になります。多くのお客さまと出会ってきましたが、いまだに接客の答えは見つかっていません。私のお店に来店したお客さまには楽しく笑顔で帰っていただけるような接客を務めています。そこで生まれた人と人とのつながり。私には何物にも替え難い財産です。つながりと言えば、中学生時代から続けているハンドボール。今は仕事の傍ら、中学生や高校生の指導にもあたっています。霧島市の子どもたちとのつながりも大切にしていきたいです。そんな私はFMきりしまのラジオパーソナリティとしてProfileかきのきだ おさむ(31)鹿児島工業高校ハンドボール部主将の経験を生かし、市内各校でのハンドボール指導者を務める。バーテンダーとして接客のスペシャリストになる夢を描くようになり、現在は国分中央三丁目のBAR・HANAで店長として理想の接客を追究する。FMきりしまのパーソナリティーも務める。人つなぎの大秘宝◎柿木田 惣皆さんは、飲食店の選び方をどうされていますか。価格、味、雰囲気…。選ぶにはどれも大事なポイントでしょう。私は霧島市でバーデンダーをしています。なぜバーテンダーをしているのか。それにのお話をいただき、今年の7月から1時間番組を担当させていただいています。自分の中の世界が、いろいろな人とつながることでどんどん広がっていく。そして、いろいろなことに挑戦させてもらえているこの環境。それに対し、霧島市への恩返し、私たちの若い力で笑顔の絶えないまちづくりが出来ればと思っています。最後に一言。「霧島市の接客王に俺はなる…」ハンドボールチーム「ぶにせ」県リーグ2位、仲間と共に27 Kirishima City Public Relations, 2013.10, Japan