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概要

広報霧島 2014年1月号

まちを元気に商店街活性化への挑戦ん、通り会の存続についても危機感を持っています」と話すのは、旭通り会会長の小こ妻づま幸こう造ぞうさん(64)です。そんな状況を打開しようと小妻さんたちは動きだしました。昨年、ほかの通り会や第一工業大学の学生らにも協力を呼びかけ、霧島国分初市実行委員会を立ち上げたのです。初市を盛り上げ、そこから商店街の活性化につなげられないか知恵を出し合いました。実行委員会の会長を務める石野浩二さん(52)は「旭通り会だけでは限界があります。ほかの通り会などと協力し、″旭通りの初市”から″霧島国分初市”へ。そこに若者の力が加わり、初市を盛り上げていきたい。今年は初めて八坂通りでもイベントをします。ほかの通りの店舗にも初市に合わせて売り出しをしてもらうよう呼び掛けています。初市に来た方が、売り出しをしている店舗に寄ることで、店とお客さまの出会いを作れたら最高です。学生たちには毎年、ゲストで沖縄の伝統芸能エイサーを披露してもらっていますが、今年はそれ以外にブースを作り、彼らのアート作品を展示します。初市が盛り上がることはもちろん、学生たちが主体的に取り組むことで学びの場になれば」と目を輝かせます。「夢は県外からも人が集まる県内一の初市にすること。市内全域に輪を広げ、商店街活性化から、まちの元気につなげたい」と声をそろえる小妻さんと石野さん。旭通り会の挑戦は続きます。今年の初市は2 月15日(土)、16 日(日)の午前8時から午後5時まで。歴史と思いのこもった霧島国分初市に、ぜひご来場ください。◎問=霧島国分初市実行員会事務局?(73)7615第一工業大学沖縄県人会会長和田佳よし磨まさん(22)第一工業大学の沖縄県出身者らでつくる沖縄県人会では、さまざまなイベントで沖縄の郷土芸能「エイサー」の披露をしています。旭通りの初市は大学1年のときから毎年参加し、今年で4回目。多くの人が訪れるイベントで、「元気をもらった」などの声をいただくこともあり、やりがいがあります。初市に参加するようになって、国分の店を知るようになりました。地域の方との交流も深まり、いろんな話を聞くこともできました。普通に大学に通っているだけではできない貴重な体験と、人とのつながりができたことは、自分の財産だと思っています。今年は沖縄県人会以外の学生も作品展示やボランティアなどで携わります。若者らしい元気を地域の皆さんに届けると同時に、この体験を通してさまざまなことを学びたいです。このまちは僕の第二のふるさと。まちが元気になるよう、今年も精いっぱい頑張ります。7 Kirishima City Public Relations, 2014.1, Japan