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概要

広報霧島 2014年2月号

広報きりしま 12力。警察署の道場を使い、剣道の得意な警察官が指導に当たるようになりました。昨年の9月から指導している木原祐一さん(30)は「技術だけでなく、礼儀作法も教えています。学校はばらばらですが、日ごろの練習の中で子どもたちに団結力も芽生えてきました。剣道を通して精神面を鍛え、信念を持った、諦めない人間に育ってほしい。警察官として子どもたちの健全育成に貢献できるよう頑張ります」と笑顔で話します。団員も徐々に力を付け、今年度は県大会の個人戦で2位、3位に入賞した児童もいるほど。遠方からの送迎や応援など熱心に取り組む保護者らも「剣道に集中できる環境が整っている」と喜びます。地域を超えた絆。道場からは今日も気合いの入った掛け声が聞こえてきます。剣道を通して青少年育成地域に根差した警察署であること◎安良小学校6年前野 琴こ と乃のさん(12)横川剣道スポーツ少年団剣道武道館中に響き渡るのは、小さな体からは想像もつかない鋭く大きな掛け声。横川警察署では、今日も横川剣道スポーツ少年団の子どもたちが練習に励んでいます。週5日の練習日に集まってくるのは、横川の横川小・安良小・佐々木小、牧園の高千穂小・万膳小、溝辺の陵南小、湧水町の栗野小、7つの学校から17人の児童たち。横川警察署長が顧問を務めるこの少年団は、広域的な集まりと、警察署と地域の関わりが特徴的です。地元の子どもたちの育成のために横川警察署管内は少子化が進み、剣道人口の減少も相まって、剣道をしたいという子どもたちの夢を叶えにくい状況にありました。そんな子どもたちの夢を叶え、剣道を通して青少年の育成をしようと12年前に横川警察署がスポーツ少年団設立に協小さいころから警察官になるのが夢です。そのため、小学2年のときに横川剣道スポーツ少年団に入り、剣道を始めました。毎日の練習は厳しく、つらいときもありますが、試合で勝てたときの喜びは大きいです。団員は学校も学年もばらばらですが、みんな仲良く頑張っています。剣道を始めて、少しのことではくよくよしなくなりました。憧れの警察官に警察署の道場で教えていただける環境は、本当にありがたいです。正義感を持った強い警察官になって、いつか私もここで子どもたちに剣道を教えたいです。木原さん(後列左)と7つの学校から集まり、仲良く練習に励む児童たちi n t r o d u c t i o n