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概要

広報霧島 2014年2月号

〈作り方〉① 干しシイタケは前日に水でもどしておく。② 2?ほどの水にだし昆布を入れ、一晩おく。③ 野菜昆布を水でもどし、コンニャクを下ゆでし、材料を一口大に切る。④ ゴボウ、レンコンを酢水で10分ゆで、ざるにあげ、水で洗う。(あくが抜け、黒くならない)⑤ ②の鍋にダイコン、ニンジンを入れ、火にかけ、沸騰したらだし昆布を取り出し、中火にして調味料(ざらめ・めんつゆ・本だし)で味付けする。⑥ ⑤に④とコンニャク、厚あげ、タケノコ、干しシイタケ、野菜昆布を入れる。⑦ 別の鍋に油をひき、鶏肉を炒め、ざらめ、めんつゆ(分量外)で味付けし、冷ます。⑧ ⑦を⑥に入れ、強火にし、一煮立ちさせ味をみる。〈材 料〉鶏もも肉1枚、ダイコン1/2本、ニンジン1本、ゴボウ1本、レンコン300g、コンニャク1枚、厚あげ1枚、タケノコ300g、干しシイタケ8枚、野菜昆布1本、だし昆布10㎝角2枚、酢少々(調味料)ざらめ大さじ4、めんつゆ300cc、本だし大さじ3分厚い手作りのレシピ集をめくりながら「味にうるさい主人の意見を書き足して、私たち夫婦の味ができてきました」と楽しそうに笑うのは、隼人町野久美田に住む西村清美さん(77)です。50年以上連れ添う夫の久光さん(79)とは、毎日一緒に野菜作りをしたり、買い物に出掛けたりするおしどり夫婦です。料理上手でレパートリーも多い清美さんですが、中でも大切にしている料理が、たくさんの野菜を煮込んだ「うま煮」。「子どものころ、母が作る一番のごちそうで、その日は家族のにこにことした笑顔が食卓を囲みました」と懐かしそうに話します。西村家に嫁いでからは、義母と義妹からも料理を教わったという清美さん。「熊本出身の私に、鹿児島の郷土料理や西村家の味を教えてくれました」。久光さんの協力も大きく、「主人はいつも料理の感想を話してくれる人で、好みの味になるよう試行錯誤したものです」とほほ笑みます。長い年月を重ね、少しずつ夫婦の味ができてきた西村家。清美さんの料理は、子どもや孫にはもちろん、地域の方々にも評判で、レシピ集のコピーをあげることもしばしば。久光さんは「妻の料理が一番。私が退職してからは自然食にこだわり、妻と二人でキュウリ、トマト、ダイコン、サトイモなど四季折々の野菜を作っています。野菜作りは大変ですが、作ること、食べること、周りの人におすそわけして喜んでもらうこと、これが私たち夫婦の元気の源ですね」と目を細めます。手作り野菜たっぷりのうま煮。「子どものころ食べた味からは少しずつ変わってきましたが、それが私たち夫婦の軌跡。ほっとする味です」と清美さん。その隣にはいつも久光さんがいます。◎隼人町野久美田夫婦で紡ぐ思い出の味思い出の味を募集しています。住所、氏名、年齢、電話番号を記入の上、あなたの心に残る、食べたらなぜか元気になる味をエピソードとともにお寄せください。採用された方には後日連絡の上、取材させていただきます。(宛先)〒899?4394 国分中央三丁目45番1号 秘書広報課「思い出の味」係なぜか元気になるTaste of memoriesうま煮(5人前) 西村清美さん(77)・久光さん(79)広報きりしま 14slow food & cooperation