ブックタイトル広報霧島 2014年2月号

概要

広報霧島 2014年2月号

〈随ずいそう想〉ないことやご近所トラブルへの不安などリスクばかりを考えていました。今思えば、地域との交流には閉鎖的だったと反省しています。しかし昨年、夢のマイホーム購入を機に、不安や緊張感が残る中「頑張るしかない」と一念発起、自治会に加入させていただきました。すると「よく来てくれたね」「自治会に子どもが増えてとてもうれしい」と優しい言葉で迎えてくださいました。それから分譲地の私たちのために防犯灯の設置を申請してくださったり、来春、入学を控える娘のことも「一緒に登校するから大丈夫だよ」と相談に乗ってくださいました。子どもたちにとっても近所のおじちゃんおばちゃんとお話しすることは楽しみでもあり、良い環境になっています。子どもたちにとっては霧島市が故郷になるので、地域の方々に自分たちのことを気に掛けていただける安心感の中、子育てが出来ていることに感謝の気持ちでいっぱいです。特に知り合いも多くない私たちにとっては、災害時などのいざという時、近くに頼れる人がいる自治会の存在を心強く感じます。私は仕事柄、在宅で暮らす高齢者の方々と接する機会が多くあります。以前広報きりしまで特集されていましたが、「最期まで自分らしく…」「ずっと家で生活したい」その思いは、大半の方々から聞かれる言葉です。しかし、現実には多くの課題があり、現場で働く私たちも悩むことがあります。特に地域との関係が薄れている現代社会においProfileひろかわ あきこ（31）奄美市出身。介護福祉士・介護支援専門員として勤務。趣味はガーデニングとランニング。霧島での生活は今年で７年目。夫、２人の子どもと共に自然豊かな霧島市が大好きで休日はもっぱら市内散策を楽しんでいる。国分中央在住。皆さんは「自治会」にどのような印象をお持ちですか。私は以前団地住まいでしたが、毎月の清掃以外、特に行事に参加することはありませんでした。子どもが小さかったこともありますが、霧島市は夫婦共に結婚を機に移り住んだ土地であったため、慣れて“福祉＝見守り”が十分に行えず、その思いを断念するケースも珍しくありません。やはり、地域とのつながりの必要性を強く感じています。人と自然の豊かなこの霧島市は、本当に住みやすく魅力あふれるまちだと思います。自治会にまだ加入されていない方は、お互いの生活を楽しむためにもあまり難しく考えすぎず、まずは自治会に加入してみてはいかがでしょうか。新しい発見があったり、新しい友人ができたりするかもしれません。きっとこのまちでの毎日がもっとすてきになると思います。自治会に加入してよかった◎廣川 秋子近所の子どもたちと仲良く遊ぶ長女心きよ良ら ちゃん（右から２番）と長男福ふく亮すけ君（同３番目）27 Kirishima City Public Relations, 2014.2, Japan