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概要

広報霧島 2014年2月号

会長 山下勝義さん(74)陵南校区こども安全推進協議会日ごろの取り組みで交通事故ゼロ溝辺町陵南校区の子どもたちの安全を守るために同協議会は発足し、現在33人が活動しています。陵南小学校の前の道路は、道が良くなってから交通量が増え、通学時間の午前7時から8時までの1時間に約600台の車が通ります。スピードを出す車も多く、9年前から学校がある日は毎朝、交差点などで同協議会のメンバーが交通指導を行っています。安全運転を呼びかけるのぼり旗も自分たちで作り、20か所に設置しました。最初のころは、子どもたちを横断させようと思っても、なかなか止まってくれない運転手もいましたが、毎朝立つことで運転手の方にも私たちの活動が認識され、今では、多くの方が止まってくれます。地域の方も協力的で、おかげでここ数年、事故は起きていません。これからも地域を挙げて、交通安全に努めていきます。大丈夫”“これぐらいなら”という油断がでてきます。そんな時、重要になるのが周りの声掛けです。日ごろから交通安全を呼び掛け、社会全体で意識し合う環境をつくることが必要です」一番大切なのは、一人一人が交通安全を意識することです。しかし個人では甘えや油断がでてきます。家族や職場、地域など、周りの声掛けも交通事故をなくすためには重要です。原因が前方不注意など運転に集中していないことが原因です。気を付けないといけないのは運転手だけではなく歩行者も同じです。昨年、県内で夜間の歩行中に事故に遭って亡くなった方が22人いますが、夜光反射材をつけていたのは1人だけ。運転手と歩行者それぞれが交通ルールとマナーを守ることを習慣づけることが大切です」さらに山賀課長は、一人ではなくみんなで取り組むことの必要性を訴えます。「交通ルールとマナーの徹底は、これまでもいろいろなところで訴えてきました。しかし、その時は守ろうと思うのですが、時間が経つと“私は山やま賀が 宏ひろ司しさん霧島警察署交通課長後を絶たない交通事故。誰もが事故はしたくないと思っていても、毎年、多くの交通事故が発生し、尊い命が奪われています。車社会となった現代では、事故をなくすことは難しいかもしれません。しかし、少しの油断と「私は大丈夫」という慢心がなければ防げた事故がたくさんあります。「もし、自分だったら」。誰もが他人ごとではなく自分ごととして考え、日ごろから交通安全の意識を持つことが大切です。あなたとあなたを大切に思う人たちのために。7 Kirishima City Public Relations, 2014.2, Japan