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概要

広報霧島2014年5月号

隼人中学校2年の平田歩あ弓ゆみさん(13)は、昨年度鹿児島県中学女子1年800㍍ランキング1位、秋に神奈川県で行われたジュニアオリンピックでは同競技で5位に入賞した県中距離界のホープです。彼女が陸上に目覚めたのは、小学校5年のとき。小さいころから走ることが好きで、校内の持久走大会では2年生から4年生までずっと1位。しかし越えられない壁がありました。それが宮内小学校の学校記録。その記録を破りたかった彼女は、隼人陸上クラブに入部し走りを基礎から学び、5年生、6年生と連続で記録を塗り替えました。中学校に入学すると顧問の指導のおかげで、さらに記録を伸ばし、県を代表する選手になりました。平田さんに走ることの魅力について聞くと「とにかく走ることが好き。走っているときの爽快感、走り終えたときの達成感は最高です」と目を輝かせながら話します。一見、おとなしそうに見える平田さんですが、チームメートは口をそろえて「ムードメーカー」と言います。いつも笑顔で学校でも部活でも周りを明るくする存在です。そんな彼女が口にするのが感謝の言葉。顧問の先生やチームメートの支えがあるから頑張れると言います。中でも家族の存在は大きいようです。「大会のときは毎回、家族が応援に来てくれます。特に父の声援はすごくて、走っているときも“行けー行けー”という声が聞こえてくるぐらいで、よく声をからしています。顧問の先生、チームメート、家族、みんなが私を後押ししてくれます。これからも大好きな走りで、応援に応えられるように頑張ります」将来の夢は「二十歳のときに行われる東京オリンピックに出ること」と少し恥ずかしそうにしながらも答えるその目は未来を見据えていました。隼人中学校2年平田歩あ弓ゆみさん(13)現在、夏に行われる全国大会女子中学800、1,500㍍出場に向けて猛練習中。YELL走っているときの娘は生き生きとしていて、私たちまで元気をもらえます。私たちにできることは、娘が頑張れる環境を作ること。これからも全力で、声をからしながら(笑)応援していきます。頑張れ歩弓。父・大吾さん(42)仲良しの隼人中学校陸上部長距離女子のメンバー?大好きな走りで夢をかなえる平成25年度県中学女子1年800㍍ランキング1位エール広報きりしま 12i n t r o d u c t i o n夢のカタチ未来の夢を追う若者たちの今を描きます放課後、グラウンドで熱心に練習に取り組む平田さん。まるで地面の上を飛ぶような軽やかな走りを見ていると風の音が聞こえてきそう。今回から始まったこのコーナーでは、各分野で活躍する子どもたちを紹介します。夢に向かって頑張る子どもたちを、ぜひ応援してください。