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概要

広報霧島2014年6月号

国分高校2年の五十嵐陽みな美みさん(17)は、昨年度九州高校総体女子平泳ぎ200㍍1位、100㍍3位、中学2年生の時にはJOCジュニアオリンピックで100㍍6位に入賞するなど、県を代表するスイマーです。彼女が水泳を始めたのは小学1年のとき。水泳をしていた3つ上の兄の影響で国分のスイミングスクールに通いだしました。小学3年からは、手足のタイミングの取り方が良かったことから平泳ぎを専門に。めきめきとタイムを伸ばし、4年生のころには全国大会に出場。中学校でも2年、3年と全国大会に出場し、県の強化選手にも選ばれました。速さの秘訣について彼女は、ライバルの存在が大きいといいます。「最初は兄の背中を追いかけて、小学4年生からは他校の生徒に負けたくないという思いで、中学生のときは一つ上の先輩に追いつきたくて必死に練習しました。もともと負けず嫌いな性格、きつい練習に耐えられたのもライバルの存在があったから」月曜から土曜日は練習、日曜日は大会と水泳漬けの毎日。多いときは一日13㌔以上泳ぐことも。遊ぶ時間もありませんが「勝ちたい」という強い気持ちが彼女を奮い立たせます。もう一つ彼女の大きな支えになっているのが母・久美香さんです。「毎週水曜日と金曜日は朝4時に起きて練習に行きます。いつもはお昼のお弁当一つですが、この日は母が4時前に起きて、朝練後に食べる朝食も合わせて2つ作ってくれます。お弁当を食べるたびに母の思いが伝わってきて、頑張ろうという気持ちになります」夢は「みんなに覚えてもらえるような選手になること」。そのために、昨年末から筋トレ時間を増やし、肉体改造にも力を入れる五十嵐さん。持ち前の負けん気と母の作るお弁当を力に、彼女の挑戦は続きます。国分高校2年(青葉小―日当山中卒)五十嵐 陽みな美みさん(17)日本選手権に出場できる標準タイムを切るために猛練習中。YELLアスリートなので栄養バランスを考えないといけないし、育ち盛りでもあるので量も必要。お弁当作りはいつも悩みますが、娘のためにできることはそれぐらいなので、これからも早起きして頑張ります。母・久美香さん(48)勝つために泳ぐ今日も、明日も平成25年度九州高校総体女子平泳ぎ200㍍1位、100㍍3位エール広報きりしま 12i n t r o d u c t i o n夢のカタチ ?未来の夢を追う若者たちの今を描きます滑らかなフォームで、水の中をぐいぐいと前に進む五十嵐さんこのコーナーでは、各分野で活躍する子どもたちを紹介します。夢に向かって頑張る子どもたちを、ぜひ応援してください。