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概要

広報霧島2014年6月号

世界的な音楽家、地元の人々、音楽愛好家など、さまざまな人に愛され、支えられてきたみやまコンセール。建設当初から携わり、現在みやまコンセール企画主幹兼舞台監督でオペラ歌手としても活躍する瀬戸口浩さん(60)に話を聞きました。「34年前に何もないまちで始まった霧島国際音楽祭。霧島を愛した音楽家とまちの活性化を願った住民たちは強い絆で結ばれていきます。霧島国際音楽祭が地域を育て、地域の方が音楽祭を支え、共に成長してきた歴史があります。願って願って、14年かかってやっと開館した念願のホール。平成20年には、市内の全ての小中学校から児童生徒が参加し、みやまコンセールで合唱や吹奏楽などを披露する“小・中学校音楽のつどい”が始まりました。霧島市の子どもたちは、小中学時代に一度はみやまコンセールの舞台に立つわけです。これは本当に貴重な経験。子どもたちに誇りを持ってほしい。みやまコンセール20年の歩みは霧島の音楽文化の向上と共にあります」♪ あなたに合った楽しみ方を世界に誇れる音楽施設、みやまコンセール。しかし、瀬戸口さんはもっと気軽に市民の皆さんに利用してほしいと訴えます。「月に1回開催している“霧島郷土芸能の夕べ”は霧島神楽と霧島九面太鼓の演奏を無料で楽しめます。写真撮影もできますので、カメラ好きの方にもお勧め。ミニコンサートは、一般30人以上か高校生以下20人以上で事前に申し込めば、希望日に楽しむことができます。アーティストが学校やイベントに伺うおとどけコンサートもあります。市内の小中高校生なら無料で鑑賞できるコンサートもありますので、大いに利用していただきたいです」さらに瀬戸口さんは興味深い提案を続けます。「近くには登山が楽しめる山やゴルフ場、温泉などの観光資源がたくさんあります。観光ついでにちょっと立ち寄って音楽を聴くとか、登山の帰りに寄るとか、いわば“公民館”のような皆さんの生活に身近な存在になってほしいですね」みやまコンセールの楽しみ方は人それぞれ。「他人に迷惑をかけない」という最低限のマナーを守って、あなたに合った楽しみ方を見つけてください。みやまコンセールファンの皆さんも、実はまだ一度も行ったことがないという方も、今年は一緒に楽しんでみませんか。霧島で最高の音楽を。思いがこもった念願のホール本物の響きと大自然があなたを待っています牧園町持松出身。東京藝術大学卒業、同大学院修了。鳴門教育大学などで音楽教師として務めるも、みやまコンセール設立のため平成4年に帰鹿。オペラ歌手。みやまコンセール企画主幹兼舞台監督。南日本音楽コンクール審査委員長。瀬戸口 浩さん(60 )広報きりしま 8