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概要

広報霧島2014年7月号

霧島山が国立公園に指定されて80周年。国立公園をもっと知って、もっと楽しむためのシリーズ3回目は、自然観察指導員で野鳥愛好家の竹下清一朗さん(市内の小学校教諭)の案内で、秘書広報課の広報担当:上野都が、バードウォッチングを体験してきました。今回のナビゲーター自然観察指導員竹下 清一朗さん秘書広報課上野 都双眼鏡で野鳥を観察双眼鏡で観察すると羽の色や模様、小さなくちばしの動きなどたくさんの発見が。同じ鳥でもさまざまな鳴き声があるので要観察。鳥獣観察舎野鳥や動物を観察するための丸太小屋。外に設置した巣箱や池を小屋の中から観察できる。室内には季節ごとの野鳥の?はく製せいが。◎ポイント、注意点? 観察に適しているのは日の出から2~3時間くらい。暑くなったり風が吹いたりするとあまり鳴かないので、早起きして出掛けましょう。? 鳥を驚かせないようにしましょう。? 営巣中の親鳥は神経質なので近づかないようにしましょう。? 観察や撮影に夢中になって道を外れたり、周囲に迷惑をかけたりしないようにしましょう。◎バードウォッチングスポット? 国立公園内では、ほかに御み 池いけ、丸尾自然探勝路、池巡りコースなどでも楽しめます。双眼鏡と野鳥図鑑でより楽しめます。見つけた鳥を観察し、図鑑で調べてみましょう。鳥のさえずりって心が和みますね。午前8時の高千穂河原。車を降りた瞬間、涼しい空気と鳥の鳴き声に包まれました。「霧島神宮の森散策路」でバードウォッチング開始。石段を登り森の中へ。しばらく進むと鳥のさえずりが驚くほど近くで聞こえます。耳を澄ませ、鳥の姿を捜索。見つけた瞬間の感動。双眼鏡を使って羽の色、動きなどをじっくり観察し、野鳥図鑑と見比べました。私が最初に見た、しま模様の鳥はコゲラと判明。なんだか愛着が湧きます。この日、見ることができた鳥は6種類で、鳴き声を聞いたものを含めると16種類。カッコウなどの夏鳥は今の時期しかいないことや「カ・カ・カ・コー」と鳴くセグロカッコウが全国的にも珍しいことを知り、さらに興味が湧きました。これまであまり気に留めていなかった鳥の鳴き声。じっくり耳を傾けることで、その多様さを知り、豊かな自然に感動しました。皆さんも山や森へお越しの際は、耳を澄ませてみませんか。(体験ルポ=上野都)鳥の歌声に癒やされる空間ヤマガラシリーズ?高千穂河原 霧島神宮の森散策路 1周約2㎞、所要時間:約1時間30分高千穂河原駐車場の南側にある石段から始まるコース。さまざまなルートがあり、自由に歩くことができます。高低差約100mで歩きやすく、豊かな自然に囲まれています。季節によって違う鳥に出会えることも魅力で、8月末ごろまでは夏鳥のさえずりを楽しめます。モズ→→→→→→→→→ →→→→ →→鳥獣観察舎※ヤマガラ・ヒガラ・コゲラ・モズの写真は、日本野鳥の会鹿児島会員、宮野啓子さん(溝辺町)より提供7~8月はバードウォッチングはもちろん、夏山登山も楽しめます。今年の夏は、涼しい高千穂河原へぜひお越しください。問=高千穂河原ビジターセンター ?(57)2505バードウォッチング情報はこちらにも。※ 日本野鳥の会では、バードウォッチングの楽しみ方をまとめた冊子をプレゼントしています。詳しくは日本野鳥の会のホームページをご覧ください。コゲラ野鳥を楽しむポータルサイト BIRD FAN日本野鳥の会ホームページ検索検索夏鳥、カッコウ5月ごろ繁殖のため九州以北に渡ってくる。ホオジロなどに托たく卵らんする(ほかの鳥の巣に卵を産み子育てしてもらう)ことが知られている。至霧島神宮至高千穂峰多目的広場第二古宮址第一高千穂河原ビジターセンターパークサービスセンター展望台ヒガラトイレ駐車場バス停留所展望台10448019 Kirishima City Public Relations, 2014.7, Japan