ActiBookアプリアイコンActiBookアプリをダウンロード(無償)

  • Available on the Appstore
  • Available on the Google play
  • Available on the Windows Store

概要

広報霧島2014年8月号

〈作り方〉■うどん① 強力粉と薄力粉に塩と水を入れてこね、まとまったら丸めて30分ほどねかす。② ①をビニール袋に入れ、足で踏む。ある程度広がったら、また丸め踏む。それを耳たぶくらいの軟らかさになるまで繰り返す。③ ②を1時間ほどねかせたあと、切りやすい量に分け、麺棒で2 ~ 3㎜程度の厚さに伸ばす。④ 伸ばしたものを数回たたみ、包丁で5㎜~ 1㎝ほどの幅で麺状に切る。⑤ ④をたっぷりのお湯で8分ほどゆで、ざるに上げ、流水で冷やす。冷やしたあとはきちんと水気を切る。■つゆ① 鍋に水を張り干しシイタケを入れ30分程度浸しておく。② 昆布を鍋に入れ火をつける。沸騰する間際に昆布を取り出す。③ 布などで包んだかつお節を鍋に入れ、数秒で取り出し、火を消す。④ ③に薄口しょうゆ、濃口しょうゆ、みりん、料理酒を入れ、再び沸騰させ火を消す。■盛り付け① 具を食べやすいサイズに切り、皿に盛ったうどんに盛り付ける。② つゆをかける。〈材 料〉(6人前)■うどん強力粉300g、薄力粉300g、塩30g、水270cc、片栗粉(打ち粉)適量■つゆ干しシイタケ10g、昆布10g、かつおぶし30g、水1.2?、薄口しょうゆ150cc、濃口しょうゆ30cc、みりん200cc、料理酒100cc■具オクラ、トマト、きゅうり、錦糸卵、ハムなど横川町中ノの橋口史ふみ子こさん(37)宅では、夏野菜がたっぷり乗った冷やしうどんが大人気。母親の村田みどりさん(65)と横川小学校6年の長女莉り々りさん(11)、1年の依い訊しん君(7)の4人で作る夏の定番料理です。史子さんは小さいころからみどりさんに料理を教わり、今は手作りの総菜やパンなどを物産館などに卸しています。そんな史子さんの悩みの種は二人の子どもの食が細いこと。特に夏場はなかなか箸が進みません。自身も幼少期は小食でしたが、みどりさんと一緒に手作りした料理はよく食べたことを思い出し、胃腸に優しいうどんを小麦粉から一緒に作ることにしました。すると子どもたちは大喜び。麺を踏む作業が大好きで、時には踏む順番の取り合いになることも。麺を切る作業も子どもたちに任せます。「包丁を扱うときはやはり心配です。作業も時間がかかりじれったくも思います。でも失敗も含めて自分で経験させることが子どものため。母が私にそうしてくれたように私もじっと見守っています。思わず助け舟を出すこともありますが」とほほ笑みます。よく冷やした麺に地元でとれた新鮮なオクラやトマトを乗せ、みどりさんの手作りのつゆをかけると、色鮮やかな夏の涼味が完成。お手製の麺をおいしそうに口へかき込む子どもたちの姿に史子さんは「元気に食べる子どもを見るのが一番幸せ。この子たちには料理の楽しさや苦労を通して、いろいろなことを学んでほしい。家族一緒に作ったこの味が、将来二人の大事な思い出となってくれたらうれしいです」と目を細めます。冷たいけれど、家族の絆は温まる手作りの「冷やしうどん」。この夏にぜひ。◎横川町中ノ手作りがおいしい「冷やしうどん」なぜか元気になるTaste of memories夏野菜の冷やしうどん(左から)橋口史ふみ子こさん(37)、莉り々りさん(11)、依い 訊しん君(7)、村田みどりさん(65)広報きりしま 14slow food & cooperation