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概要

広報霧島2014年8月号

霧島山が国立公園に指定されて80周年。国立公園をもっと知って、もっと楽しむためのシリーズ第4回目は、釣り歴40年で釣り雑誌の取材なども受ける祐福(ゆうふく)智浩さんの案内で、秘書広報課の川床智文が、若尊鼻(わかみこばな)での磯釣りを体験してきました。今回のナビゲーター釣り歴40年祐ゆう福ふく 智浩さん秘書広報課川床智文穏やかな錦江湾に面する若尊鼻。餌が不要で、魚との駆け引きが醍だい醐ご味みの祐福さんおすすめ「ルアー」釣りに挑戦。子どものころここでよく泳ぎ、深くなる場所などを知っているという祐福さん。釣れそうなポイントや竿の振り方、ルアーの投げ方など基本から教わります。いざ投げると、ルアーが岩に引っ掛かったり、糸が切れたりと苦戦。そのうちに祐福さんに初当たりが。釣った魚は生きがよく、生で見るその迫力にびっくり。血抜きの際には、命をいただいている事実を痛感し、自然の恵みに感謝しました。1時間が過ぎ、諦めかけたころ私にも大きな手応えが。初めての※ヤズに大興奮も束の間、途中で逃げられがっかり。この日の釣果はゼロでしたが、手に残った感触はとても新鮮で、大自然を体感することができる釣りの魅力を満喫できました。釣り以外にも、遊歩道の散歩など自然を楽しめる若尊鼻に来てみませんか。(体験ルポ=川床智文)カルデラが育む魚の宝庫シリーズ?平成24年に霧島錦江湾国立公園となり、隼人港沖の神造島と共に、海域公園地域に指定された若尊鼻。約3万年前の姶良カルデラ噴火で作られた地形で、海底から湧き出す噴気による泡「たぎり」が見られます。海底が急に深くなるカルデラ独特の地形には多くの魚が集まり、遊歩道も新しく整備され、釣りスポットとして人気があります。※ブリの子ども海の環境を守るため活動しています若尊鼻周辺の良さを知る祐福さんら地域の青年団などが清掃を行っており、国立公園になってからごみが減ったとのこと。錦江湾は魚の宝庫。雄大な景観も楽しめます。磯釣りは初挑戦。磯の透明度にびっくりしました。◎釣りの注意点? 前日に天気予報、干潮・満潮時刻を確認しましょう。? 悪天候時は釣りに行かないようにしましょう。? なるべく複数人で行きましょう。初心者は経験者と行きましょう。? ごみなどは絶対に捨てないようにしましょう。(見付けたらなるべく拾って帰りましょう)◎釣りのポイント? 時間帯は魚が活発化する明け方がよい。? 場所は魚が回遊しやすい、浅瀬から急に深くなるところがいい。? 回数で勝負。釣れない日もある。◎磯釣りに必要なもの? 釣り竿 ?リール ?餌やルアー(疑ぎ似じ餌え)? クーラーボックスと氷(釣った魚の鮮度を保つため)? 帽子(直射日光対策、頭部保護のため)? ライフジャケット(岩場で転倒した際のクッションにもなる)? 手袋や軍手(フジツボなどで手を切らないように)? 底に金具などが付いた靴(岩場で滑らないように、なければなるべく滑りにくいフジツボの上などを歩く) ルアーとブレイドルアーは狙う魚次第で色や大きさを変える。ブレイドはその光でキビナゴなど小魚を思わせる。岩場からの風景固まった溶岩が崩れてできた岩場。断崖の若尊鼻と遠くに桜島を望める。岸壁沿いにある遊歩道を約1㌔ほど進めば若尊神社がある。コトヒキをゲット祐福さんの最初の当たり。30㌢ほどの中型。夏から秋にかけてよく釣れる。白身で塩焼きなどがおすすめ。血抜き鮮度を保つため釣ったらまず血抜き。祐福さんはフライヤー(魚の口から針を外す道具)で血管が集中するエラをひねる。包丁が不要で便利。若尊神社敷根清掃センター若尊鼻駐車場至垂水市至国分遊歩道→→220できれば若尊鼻遊歩道(国分敷根地区)ブレイド?ルアー▼19 Kirishima City Public Relations, 2014.8, Japan