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概要

広報霧島2014年8月号

殺処分の現状姶良動物管理所の殺処分は原則週1回。対象の犬は、犬舎の端のおりへ移されます。そこから処分機へつながる通路へ出され、ついたてが動き、処分機の中へ追い立てられます。扉を閉め、約1.5㍍四方の処分機内に二酸化炭素が流入されます。30分ほど経つと動かなくなった犬たちは隣接する焼却炉へ運ばれ、焼却処分されます。焼却炉を見守るように建つ犬魂碑。人知れず消えていった犬たちの魂を少しでも慰めようと、職員が手を合わせていました。120これは昨年度、姶良保健所管内で殺処分された犬の数です。県全体(鹿児島市を除く)では1,047匹。10年前に比べると減ってはいるものの、悲しい現実に違いはありません。犬たちはなぜ死ななければならなかったのか。日々、消えゆく命を救うことはできないのか。人と最も身近な動物といわれる犬に注目し、共生について考えます。“殺処分”。口に出すのもためらわれるこの言葉の意味を調べると「人間に危害を及ぼす恐れのある動物、または不要な動物を殺すこと」とあります。“不要な動物”とは何でしょうか。実験が終了した後の実験動物や伝染病にかかってしまった動物などを思い浮かべるかもしれませんが、もっと簡単な理由で殺されてしまう動物が多くいるのが現実です。大変だからもう飼えない昨年度末現在で霧島市に登録されている犬の数は7731匹、姶良保健所管内(霧島市、姶良市、湧水町)では1万3209匹です。姶良保健所には迷い犬情報や引き取り依頼が寄せられ、昨年度捕獲した犬の数は21最期までずっと一緒になぜ人は犬を捨てるのか6,0004,9234,3423,7613,2932,9342,3021,7961,6361,430 1,047201 144 179 172 120503 389 386 368 310H16 H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H255,0004,0003,0002,0001,0000鹿児島県(鹿児島市を除く) 姶良保健所管内犬殺処分数の推移(匹)広報きりしま 2