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概要

広報霧島 2014年9月号

香川県で8月19日に行われた全国中学校体育大会陸上男子走り高跳びで、国分の鹿児島第一中学校3年の久保木春しゅん佑すけ君(15)が1㍍96㌢を跳び、見事初優勝を果たしました。同月上旬に優勝した九州大会で4㌢更新した自己記録をさらに1㌢伸ばした上での快挙でした。11月に神奈川県で行われるジュニアオリンピックにも出場予定で、将来を期待される逸材です。国分北小では野球に打ち込みましたが、持ち前の高い身体能力で小学5、6年と市の陸上記録会で優勝。走り高跳びの才能を現し始めます。「頑張った成果がはっきりと数字で実感できる」と競技の楽しさに目覚め、中学入学を機に陸上部へ入部。本格的に走り高跳びに転向しました。転向後は高校まで競技経験があった父・昭博さん(44)と二人三脚で本格的なトレーニングを重ね、1年で25㌢も記録を更新するなど、急成長を遂げます。2年生のとき初めて全国大会に出場したことがきっかけではっきりと目標を全国優勝に定めます。その後思うように記録が伸びず、さらなる技術や精神面での向上を模索していた中出会ったのが、国分在住で選手として国体に4度出場した新しん留どめ研けんさん(37)。今年3月から週1回指導を受けるようになり「技術以外にも本番に向けて調子を上げていく方法などを教わり、優勝への大きな力になりました。相談しやすく、心の支えになっています」と大きな信頼を寄せます。競技の魅力について「身長より高く跳ぶので空を跳んでいるようで爽快。重圧に打ち勝ち、記録を更新したときの達成感は何とも言えません」と話し、努力の源については「何より応援してくれる家族や友達、先生の期待に応えたい。負けず嫌いな性格も記録更新に役立っています」と語る久保木君。次の目標は県中学記録の2㍍3㌢を破ること。夢は「2020年の東京オリンピック出場」と力強く話しました。鹿児島第一中学校3年久保木春しゅん佑すけ君(15)身長178㌢。現在、日置市伊集院で10月19日にある県中学校陸上競技大会に向けて練習中。YELL素直さと高い集中力が春佑の強み。自分の力を信じて経験を積み重ねていけば、きっと夢をつかめるはず。支えてくれる方々への感謝を忘れず、人間としても目標とされる選手に育ってほしいですね。コーチ新しん留どめ 研けんさん(37)夢の高みに向かって跳躍平成26年度全国中学校体育大会陸上男子走り高跳び優勝エール夢のカタチ ?未来の夢を追う若者たちの今を描きます本番さながらの高い集中力で練習に励む久保木君(国分陸上競技場)このコーナーでは、各分野で活躍する子どもたちを紹介します。夢に向かって頑張る子どもたちを、ぜひ応援してください。広報きりしま 14i n t r o d u c t i o n