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概要

広報霧島 2014年9月号

Vol.9260歳からの挑戦2つ目の種目。スピードに乗って風を切る爽快感。景色も楽しめる広報きりしま 18拍手と歓声の中、固く手をつなぎゴールテープを切る一組の夫婦。それは今年6月に長崎県五島市で開催されたトライアスロン大会での一場面でした。「まさかこの年になってトライアスロンにはまるなんて」と玉川巖いわ生おさん(69)と妻のマリ子さん(67)は楽しそうに話します。「きっかけは仕事を辞めた後の健康づくりでした」。20代前半で結婚し、隼人でウナギの養殖を始めた二人。体を使う仕事で、毎日が忙しく、スポーツを楽しむ余裕もなかったといいます。平成18年に仕事を辞め、老後の健康づくりのため、市の水泳教室へ。初めは二人ともクロールの息継ぎすらできなかったのが、練習を重ね、指導者からトライアスロンに誘われるまでになりました。トライアスロンとは、水泳(スイム)、自転車(バイク)、長距離走(ラン)の3種目を連続して行う競技。ラテン語で「3」を意味する「トライ」と競技の「アスロン」から命名されました。距離や部門は大会によって異なりますが、主に“ショート”が「スイム1・5㌔、バイク40㌔、ラン10㌔」、“ロング”になると「スイム3・8㌔、バイク190㌔、ラン42・2㌔」という大会もあります。「初めは“自分たちには無理。別世界”と思っていましたが、実際の大会で老若男女問わず、歯を食いしばりながらも前THE SCENE霧島に生きる最後の種目。体は限界に近いが自分の足で一歩ずつ大地を踏みしめ、ゴールを目指すs l o w l i f e玉川マリ子さん(67)宮崎県小林市出身。結婚を機に隼人に移住。今年は巖生さんと指宿、長崎県五島市の大会に出場。昨年は長男と次男も誘って家族4人でトライアスロン大会に出場するなど、家族をつなぐスポーツとして楽しんでいる。二人三脚で人生を駆けるBIKEバイク