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概要

広報霧島 2014年9月号

皇子港至霧島市※ 御池南側の自然歩道は崩落のため、現在利用できません。至高原町22345御池神社九州自然歩道トイレ駐車場霧島山が国立公園に指定されて80周年。国立公園をもっと知って、もっと楽しむためのシリーズ5回目は、霧島ジオパーク推進課の専門員:石川徹の案内で、秘書広報課の上野都が、御み 池いけの素晴らしさを体験してきました。今回のナビゲーター霧島ジオパーク推進課専門員石川 徹秘書広報課上野 都霧島山最大の火口湖「御み池いけ」に行ってきました。皇おう子じ港から見る雄大な景色の中、カヤックに初挑戦。恐る恐るパドルで水をかき、対岸のキャンプ村を目指します。川や海と違い流れも波もないため、想像していたよりずっと安定感があります。この湖が噴火の火口と聞き、自然の驚異を実感。火口底が地下水面より低いため地下水が溜まり火口湖になること、霧島は全体的に地下水面が高いところにあるので、たくさんの火口湖を楽しめることを知りました。湖の水はよどんだイメージでしたが、思っていたよりきれい。水に触れ景色を眺めていると、大自然の中に溶け込んでいく気分です。湖面からの景色を満喫した後は遊歩道を散策しました。噴火で厚く積もった“御池ボラ”の地層を見学。火口湖から20㌔以上離れた都城市中心部でも1㍍ほど積もったとか。当時の噴火の凄まじさを垣間見ました。噴火の歴史を体感しに、御池に出掛けてみませんか。(体験ルポ=上野都)シリーズ?宮崎県の高原町と都城市にまたがる「御み 池いけ」は、霧島山最大の火口湖。約4,600年前に起こった噴火の火口に地下水が溜まってできたもので、直径1km、周囲4.3km、水深103m。周りを囲む火口壁は約30mの急な崖になっています。このときの噴火は、霧島山噴火の中で最大のものといわれています。御池はジオパークの中の魅力的なスポット“ジオサイト”の一つです。高千穂峰の水鏡天気の良い日に皇子港の湖畔から眺める高千穂峰は絶景。風がなければ湖面に映り、雄大な景色の水鏡を楽しめる。噴火の痕跡“ 御池ボラ”御池周辺の遊歩道で4,600年前の噴火に伴って噴出した軽石「御池ボラ」を観察。火口から3km離れた都城市夏尾でも4m堆積する。平成23年の新燃岳噴火では3km離れた地点で15cm程度だったので、当時の噴火の凄まじさが分かる。カヤック体験波がないので初心者でも簡単に体験できる。湖面から眺める景色は最高。ほかにボート、ミッシー(足こぎボート)のレンタル有り。鳥のさえずりを聴く全国に4か所しかない「国指定野鳥の森」の一つ。四季を通してさまざまな野鳥を観察できる。キャンプ村管理事務所(?0984-42-4038)には野鳥の森を再現したジオラマも。カヤック初挑戦。湖面が近く、自然と一体に地形の成り立ちを知るだけで新しい視点が生まれますカヤック(1、2人) 30分 1,000円60分 1,800円ボート(1 ~ 3人) 30分 500円90分 900円ミッシー(1 ~ 3人) 30分 1,500円問=極楽温泉 ?0984(42)3326レンタル料(1艇当たり)噴火の歴史を物語る火口湖落ち葉の下など湿気の多いところを好み、夏場の雨上がりは活発に動きます。衣服の隙間から侵入し血を吸うので、長袖、長ズボン、長靴など工夫してください。かまれたら消毒用エタノール、塩などで駆除し、傷口を洗って止血しましょう。ヤマビルに注意!御池キャンプ村御池ボラ観察地点御 池問=(御池について)高原町観光協会 ?0984(42)456027 Kirishima City Public Relations, 2014.9, Japan