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概要

広報霧島 2014年9月号

4 3るとみんなで一緒にお茶を飲むようにしていて、コミュニケーションの場にもなっており、地域の活力にもつながっています。朝ウオーキングをしていますが、この事業を始めてから歩いている人が増え、皆さんの健康への意識が高くなったと感じます」と手応えを感じていました。健康生きがいづくりは皆さんの地域でも行われています。自分の健康のため、地域の活力のために、ぜひ参加してください。なぜ検診を受けないのか霧島市の平成24年の死亡状況を見ると、4人に1人が「がん」で亡くなっています。がんは早めに治療をするほど生存率が高く、治療期間も短くて済むので早期発見が重要です。そのため市では、さまざまながん検診を実施しています。しかし、その受診率は、胃がん11・6%(県14・5%)、肺がん30・5%(県28・1%)、大腸がん14・9%(県20・9%)、子宮がん21・0%(県22・2%)、乳がん31・3%(県28・4%)と低い数字です。なぜ検診を受けないのか。内閣府の調査では、がん検診を受けない理由の1位が「受ける時間がない」、次いで「がんと分かるのが怖い」となっています。「もっと早く分かっていたら…」。あなたはそのとき、本当に後悔しませんか。発見があと少し遅かったら国分在住の中村麻利子さん(62)は12年前、乳がんを患い手術しました。その日は急に訪れました。「入浴中、右胸に硬い豆粒のようなものがあるのに気付きました。医学書を読み乳がんの可能性を知り、不安でいっぱいでした。家族には心配をかけたくなくて、病院には一人で行きました。診断の結果は乳がん。“がん=死”ということしか考えられず、恐怖のあまり涙が止まりませんでした。当時のノートには“どうして私だけこうなの”と何度も何度も書き殴っていました。がんは2・5㌢まで大きくなっており、命は助かりましたが右胸を失うことに。もう少し早く分かっていたらという後悔が消えることはありません」入院した病院の患者の皆さんによる集いに参加し、心の元気も取り戻していった中村さん。大病を経験し、早期発見の大切さを訴えます。「たくさんの人の支えがあって、今元気に暮らしています。がんは早期発見が大切。私も発見が早かったら大切な胸を失うことはありませんでした。あんなつらい思いは誰にもしてほしくない。皆さん検診を受けてください。あなたの大切な命のために」霧島市ではいろいろな検診を実施しています。あなたとあなたを大切に思っている人のために、検診を受けてください。◎ 問=健康増進課?(64)0905健康になるためにできることがある検診を受けること国分在住中村麻利子さん(62)? 頭の後ろで手を組んだ状態で肩甲骨を広げたり寄せたりするイメージで肘を近づけたり離したりする。(背中の筋肉の柔軟にもなるので、長時間パソコンをする人にもお勧め)? 両膝を曲げて上体を起こす。無理な場合は両手で膝を抱え込むだけでも良い。▲※ 無理な運動は体を痛めることもありますので、できる範囲で試してみてください。5 Kirishima City Public Relations, 2014.9, Japan