ActiBookアプリアイコンActiBookアプリをダウンロード(無償)

  • Available on the Appstore
  • Available on the Google play
  • Available on the Windows Store

概要

広報霧島 2014年10月号

フラダンスの聖地ハワイ島で毎年11月に開催されるフラダンスの世界大会。その日本予選が7月、宮崎市で開かれ、霧島市のフラチーム「ハラウ・フラ・オ・ノエ・アイラナ」が3位に入り、日本代表に選ばれました。そのメンバーの一人が大人に混じって参加した横川中学校3年の福地珠たま美みさん(15)です。彼女がフラを始めたのは小学4年のとき。大会で優雅に踊る子どもたちの姿に感動。「私も踊りたい」とフラを習うことに。しかし、実際の踊りは想像以上に難しいものでした。「独特の腰振りができなくて、覚えるまで1年かかりました。もっと大変だったのが笑顔。フラは踊っているときの笑顔がとても重要ですが、もともと人見知りだった私は、自然な笑顔ができず、いつも引きつっていました」自然な笑顔がでるようになったのは中学生になってから。そこには気持ちの変化がありました。「最初のころは上手になることに必死で周りが見えていませんでした。経験を積み、気持ちに少し余裕ができてきたころ、観客の皆さんが楽しんでいる姿に気付き、それがすごくうれしかったんです。それからは見ている人に喜んでもらいたいと思うようになり、自然な笑顔ができるようになりました」横川町から練習場の隼人町まで送迎してくれるのは母いづみさん。福地さんは「好きなことに打ち込めるのは家族のおかげ。感謝しています。11月の世界大会では、支えてくれる皆さんへの感謝の思いも込めて、最高の笑顔で踊ってきます」と目を輝かせます。歌詞の意味を理解し、踊りで表現するフラを習得するためには英語が不可欠。そのため英語の勉強にも力が入る福地さん。将来の夢は「フラを続けながら、得意の英語を生かせる仕事に就くこと」と話す彼女。その瞳からは強い意志が伝わってきました。夢のカタチ ?未来の夢を追う若者たちの今を描きますYELL家でも、車の中でも、いつもフラダンスの曲が流れています。踊っているときの娘はすごくいきいきしていて、見ている私までうれしくなります。これからも笑顔で踊れるように、たくさん応援します。母・いづみさん(44)エール9月6日、九州各地から約200人が参加し、霧島高原まほろばの里で開催された「霧島フラフェスティバル」で踊りを披露する福地さん。横川中学校3年福地珠美さん(15)ハワイのあいさつ「アロハ」のポーズでほほ笑む。憧れの地ハワイでのフラダンス世界大会に向け、ほぼ毎日、練習に励む。フラで見ている人を笑顔にしたいフラダンス世界大会日本代表いぶすきフラフェスティバル総合優勝広報きりしま 12i n t r o d u c t i o nこのコーナーでは、各分野で活躍する子どもたちを紹介します。夢に向かって頑張る子どもたちを、ぜひ応援してください。