ブックタイトル広報霧島 2014年11月号

概要

広報霧島 2014年11月号

CIVIC NEWS近年の少子高齢化や過疎化などにより、空き家が全国的な社会問題となっています。空き家が放置される状態が続くと、老朽化による倒壊や、屋根・壁が飛び散るなど、周辺に悪影響を及ぼす原因となります。市では平成24、25年度に実態調査を実施。市内に３６０３棟の空き家が確認されました。不法侵入や不法投棄、放火の恐れや景観上の問題から、平成26年３月、「霧島市空き家対策基本方針」を定め、空き家の適正管理に関する周知、啓発などの対策を進めています。公益財団法人日本住宅総合センターの試算では、倒壊による隣家家屋の全壊・死亡（３人）事故で２億８６０万円、外壁などの落下による死亡事故で５６３０万円の損害額となっています。あなたの空き家は大丈夫ですか。他人に迷惑を掛けたり、大切な生命や財産を奪ったりすることのないように適切に管理してください。■空き家所有者の方へ? 空き家は個人の財産です。所有者は適正に管理する責務があります。? 適正に管理されていない空き家などが原因で事故が発生し、他人に損害を与えた場合は、所有者の責任が問われる場合があります。? 建物の点検、屋内の換気や清掃、敷地内における除草・剪定を定期的に行ってください。? 長期にわたり空き家にする場合は、不測の事態に備えて、近所の方に連絡先を伝えておきましょう。◎ 問＝建築指導課?（64）０９５４■危険廃屋の解体撤去に　補助金を交付します? 対象＝屋根や柱などが朽ちるなど、使用することが不能となった市内の建物で、周囲に危険を及ぼす恐れのあるもの。※ 抵当権やそのほかの権利が設定されているもの、火災などの災害が原因のものは対象にならないほか、土地の売却や新たな建物の建設などについて制限があります。? 補助金額＝対象工事費の３分の１以内、上限30万円。（対象工事費が30万円以上に限る）◎ 問＝安心安全課?（64）０９９７【相談会】? 時間＝午前10時～午後４時? 内容＝空き家の管理などに関する相談に、司法書士、行政書士、土地・不動産団体などの相談員が応じます。【講演】? 時間＝午後１時30分～３時? 演題＝「使えば資源、放置で重荷～アイディア次第で人も地域も元気になる空き家の楽しい使い方～」? 講師＝中山聡さん（わくわく法人rea東海北陸不動産鑑定・建築スタジオ株式会社代表取締役、一級建築士、不動産鑑定士）問＝建築指導課 ?（64）0954空き家セミナー・相談会を開催します放置された空き家が問題になっています期日／ 11月30日（日）　 場所／国分シビックセンター２階多目的ホール市内にはたくさんの空き家があります。空き家にはさまざまな危険がひそんでいます。参加無料、申し込み不要です。空き家に関するパネル展もあります。一緒に空き家について考えましょう。13 Kirishima City Public Relations, 2014.11, Japan