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概要

広報霧島 2013年12月号

ネットを活用し、世帯配布をやめては霧島市では毎年、無作為に選んだ3000人の方に行政に関するアンケート調査を実施しています。その中で広報誌について、「よく読んでいる」「ある程度読んでいる」の割合は60代以上が90%以上だったのに対して、20代51%、30代68%と低い数字でした。そこで若い人たちの思いを知るために200号に合わせて200人の方にアンケート調査を実施しました。実はあなたに関係する情報があるアンケート結果を見ると、一番多いのが「毎号読んでいる」で42・4%、続いて「ある程度読んでいる」が37・2%と、関心が高いことを示しています。しかし、「ある程度読んでいる」を「ある程度は読んでいない」と解釈すると見解は逆転します。読まない理由の中で一番多かったのが「時間がない」などの忙しいことが要因でした。そのほかにあったのが「自分に関係する内容が少ない」という意見です。広報誌は対象者の範囲が広いため、掲載される内容もさまざま。そのため、対象者を限定する内容が多いお知らせ記事は全体からすると知りたい情報の割合が少なく、関心を持ってもらえないようです。その一方で、毎号読んでいる方もいます。その理由として「さまざまなジャンルの特集や企画があって面白い」という意見がありました。お知らせ記事と違い、特集などは、ほとんどが全ての方が対象。一見、必要ないと思われるテーマも実は皆さんに関係することがあります。例えば昨年9月号で紹介した認知症特集。若い人の中には、まだ関係ないと思った方もいたかもしれませんが、65歳以上の4人に1人が認知症とその予備軍といわれ、最近では若くして発症する人も増えています。家族が、または自分が―。そう考えると決して人ごとではありません。社会全体で考えなければいけない問題は、皆さんが当事者です。新たな仕掛けが求められている「広報誌にどんな情報があればいいですか」の問いには、小さな子どもと行けるカフェや公園などの子育て情報を紹介してほしいという意見が多くありました。これまで、広報きりしまでも特集やシリーズで掲載したり、昨年度からは身近な子育て情報を掲載したりしていますが、さらに充実した情報が必要のようです。面白い活動や魅力的な若者、若い作家などをもっと紹介してほしいという回答も多く、中には「人は霧島市のアピールポイント」という意見もありました。ほかには、若年層向けのファッションなどの情報、商店街の魅力についてという回答もありました。自由意見の中で多かったのが写真について。「表紙の風景写真がきれい」「載っている写真が良くて、つい見てしまう」といった意見が多く、ビジュアルの重要性を改めて感じる結果でした。「ネットを活用し、世帯配布をやめては」という意見もありましたが、幅広い年齢層に読んでいただくためには、紙媒体は必要です。しかし、ネット社会に対応することも大切。そこで広報きりしまでは昨年から電子書籍版での配信も行っています。「全体を若者向けに」という意見もありますが、今の広報きりしまが好きで読んでいただいている方も大勢います。今後は、そんな皆さんの思いを大切にしながらも、若い人にも関心を持ってもらう仕掛けが求められているようです。若者は広報誌に何を求めるのか若年層の広報誌の閲読率は全国的に低く、霧島市でもほかの世代に比べると低くなっています。そこで、市ウェブサイトと街頭でアンケート調査を実施。若い世代に読んでもらうためのヒントを探りました。広報きりしま200号記念特集Public relations KirishimaNo.200 Memorial feature広報きりしまの電子書籍版15 Kirishima City Public Relations, 2014.12, Japan