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概要

広報霧島 2013年12月号

霧島山が国立公園に指定されて80周年。国立公園をもっと知って、もっと楽しむためのシリーズ第8回は、NPO法人くすの木自然館の下野智とも美みさんの案内で、南九州ケーブルテレビネット㈱入社1か月の小松真しん也やさんが、浜之市調整池でクロツラヘラサギを観察してきました。クロツラヘラサギに会いに行こうシリーズ?◎クロツラヘラサギとはペリカン目もくトキ科。背高約75㎝。世界で生息が約2,700羽しか確認されていない絶滅危惧種。小魚やエビ・カニなどを捕えて食べる。日中は休んでいることが多く、朝方や夜に活発に餌を食べたり、飛んだりする。寿命は10年ほどと推察され、生態に不明な点も多い。日本には例年、韓国や北朝鮮から越冬のため約350羽飛来。そのうち鹿児島湾奥には福岡、熊本、沖縄の次に多い約40羽が訪れ、5月ぐらいまでとどまる。特徴を教わりクロツラヘラサギが見分けられるようになりました餌を食べる仕草が何ともかわいいですよ専門家の解説付きで観察をサポートします。料金は双眼鏡の貸し出し付きで1人1,000円程度。詳しくは問い合わせください。問・ 申=NPO法人くすの木自然館 ?(67)6042体験者南九州ケーブルテレビネット㈱小松真也さん今回のナビゲーターNPO法人くすの木自然館下野智美さんあなたも観察しませんか観察の様子をケーブルテレビで放送します? 放送日時=12月13日(土)~16日(火)、20日(土)~23日(火・祝) 午前3時~、8時~、正午~、午後4時~、8時~、11時~?番組名=南九州ケーブルテレビ「情報マルシェ」◎注意点? 近づき過ぎない ? 大声を出さない? 野鳥が誤飲するようなビニールや釣り針などのごみを捨てない11月上旬、隼人町真孝の浜之市調整池にクロツラヘラサギが飛来していると聞き、観察してきました。この日は100羽を超える水鳥を発見。ダイサギやコサギ、カモなどに混ざり、クロツラヘラサギは12羽しかいないとのこと。本当に希少なのだと実感しました。市街地近辺でこれほど間近で観察できる場所も珍しいと聞き驚きました。下野さんの分かりやすい解説と野鳥の違いを見分ける観察眼にも舌を巻きました。私も次第にほかの野鳥との違いが分かるようになり、とてもうれしかったです。この湾奥地域は餌が豊富で安心できる場所だから越冬に来るのだそうですが、くちばしに釣り糸が絡まるなどして、傷ついたり命を落としたりするクロツラヘラサギもいると聞き心が痛みました。ふるさとの自然の豊かさとそれを守る大切さに気付くきっかけになった今回の体験。皆さんもクロツラヘラサギを見て感じてほしいです。(体験ルポ=小松真也)クロツラヘラサギの見分け方飛ぶときや、休むときは背中と頭の位置が水平になる。一緒に見られるダイサギなどは首が上に伸びている。(右がクロツラヘラサギ、左はダイサギ)東九州自動車道隼人東IC辺田小島弁天島沖小島国分IC102236047247358491国分西小富隈小天降川小国分広瀬郵便局陸上自衛隊国分駐屯地錦江漁協浜之市調整池天降川河口広瀬調整池天降川こちらの二次元バーコードからも視聴できます?釣り糸がくちばしに絡まった様子注意看板名前の由来顔からヘラ状のくちばしにかけて黒色であることから「クロツラヘラサギ」と呼ばれる。提供:くすの木自然館市内のクロツラヘラサギの越冬場所提供:くすの木自然館23 Kirishima City Public Relations, 2014.12, Japan