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概要

広報霧島 2013年12月号

〈随ずいそう想〉ニューアルした広報きりしまを手に取り、その質の高さに衝撃を受けたことを今も鮮明に覚えています。その後、市民目線の広報誌づくりを進めたいと協力を依頼され、「微力ながら」と広報誌編集アドバイザーを引き受けました。毎月の編集会議では、各分野で活躍しているアドバイザーたちと共に原稿の表現や読みやすさ、分かりやすさなどをチェックして助言。特集記事では、いかに旬の話題や問題点を市民の皆さんと共有し、行動につなげられるかを議論してテーマを設定しています。この200号までに多くの特集が組まれましたが、その中で特に印象深かったのが平成22年7月号の特集です。同年4月に宮崎県で発生した口こう蹄てい疫えきの侵入の危機に対し、昼夜を問わず水際対策に取り組む現場の姿をリアルな写真と臨場感溢れる文章で捉えていました。市民には防疫への協力と危機感を訴え、読者の中には、自分たちに何ができるのかを考えた方も多かったのではないでしょうか。そして無事終息を迎えたときは、本当の意味でまちが一体になったように感じました。これからは地域の将来を現場目線で見据え、課題を把握し、具体的な解決策を見出していかなければなりません。私はこれまで30年余り、地域づくり活動を続けてきました。その活動とは、地域にある「地域資源力」と「人間(人財)力」を発掘し、それらを問題解決やまちの発展のための行動につなげることです。地域資源力とは、霧島市の豊かな自然や荘厳な風格を持つ歴史・伝統・文化などのことで、人間力とは各分野で日々研さんを重ね活躍している市民の力のことです。合併した霧島市には、これらの多くの力が眠っています。その力を発掘する大きな手助けになるのが広報きりしま。人気コーナー「人の風景」では魅力あふれる“人財”が紹介されています。さらに今、より広く、深く発掘する手段の一つが動き出そうとしています。それは「クロスメディア」。広報誌と南Profile 霧島市の広報誌「広報きりしま」は今月号で記念すべき200号を迎えました。洗練された写真・レイアウト・見出し、熱く訴えかける本文。平成18年5 月にリ九州ケーブルテレビネット、FMきりしまが手を取り合い、互いの特性、強みを生かそうとする取り組みです。このようにまちの動きや人々の縁を新たに生み出している「広報きりしま」。これからも市民を応おう“縁えん”し、身近でかけがえのない存在であり続けてほしい。そう願っています。おおつぼ とおる(60)大坪茶舗三代目。「語らいの駅」大坪茶舗GALLERY。30年余り商店街や地域再生活動にライフワークとして取り組む。空港所在地の交流人口増加を目指す「LCC☆空港のあるまち成田会議」、おもてなしの地域づくりを目指す「まちの駅」、古くなったピアノをよみがえらせ商店街や地域の再生に活用する「ストリートピアノ」など。霧島市藝術文化フォーラム相談役。鹿児島まち自慢快かい発はつ考こう舎しゃ、ストリートピアノ in Japan会長。溝辺町麓在住。まちを応おう“縁えん”する広報誌◎大坪 徹ストリートピアノ発祥の地「鹿児島中央駅一番街商店街」で今年の1月19日に開かれた、鹿児島・宮崎ストリートピアノ10台常設達成記念イベント「ストリートピアノ・オーケストラ」35 Kirishima City Public Relations, 2014.12, Japan