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概要

広報霧島 2013年12月号

分権政策部広報統計課広報担当川辺 邦彦さん(44)広島県廿はつ日か市いち市し広島市の西に隣接した「けん玉発祥の地」。世界遺産・宮島をはじめ、歴史・文化・豊かな自然などさまざまな資源があふれるまちです。人口117,264人(男性56,241人、女性61,023人)世帯49,758世帯(平成26年11月1日現在)全国広報コンクール受賞歴平成26年広報紙市部特選(総務大臣表彰)、平成26年組み写真入選、平成25年組み写真入選、平成23年広報紙市部入選どのような広報誌が求められているのか注目を集める2人の広報担当者に聞く広報誌の作成は、役所のほかの部署と違って法律などの決まりごとのない世界。どのように作ろうが、正解がありません。だからこそ、市民に必要とされる紙面とはどのようなものかを手探りで探す必要があります。私も、「読んでもらう」ための工夫には毎月胃が痛くなるほど悩んでいますが、心掛けているのは「市民と正面から向き合う」ことと「まちの誇りを紙面に出す」ことです。その中で「特集」と「写真」には特に力を入れています。特集では、タイムリーなテーマを深く掘り下げることで、知ってもらいたいことや考えてもらいたいことがより伝わりやすくなると考えています。特集の中では、多くの市民を取材して掲載させていただいています。そうすることで、紙面が市役所からの一方通行でなくなると考え、市民と協働で紙面を作り上げるようにしています。写真も大事な要素の一つ。一枚の効果的な写真は、千文字の言葉よりも伝わることがあります。写真は「その時」を切り取るものであり、事実だからこその説得力があります。そして広報誌は永年保存。まちの「今」を切り取って、地域の営みの姿を後世に残す役割もあると思っています。何より私は、紙の持つチカラを信じています。現在、インターネット、携帯電話、タブレット端末の普及により、いつでもどこでも簡単に情報が取り出せる時代になりました。しかし、全国の市町村では、形は違えど、紙媒体の広報誌が発行され続けています。広報誌は何もしなければ、ただの紙。しかし、そこに命を吹き込むことで、血の通った紙面になり、ぬくもりのある冊子になり、地域を輝かせるチカラを持ちます。それが、広報担当者に課せられた使命だと思っています。広報誌に命を吹き込むことで地域を輝かせるチカラになる平成26年全国広報コンクール市部で「特選」を受賞した作品2014年市部特選広報きりしま 4