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概要

広報霧島 2015年1月号

女子サッカーの強化・発展のため、全国の優秀な選手を集めて行われる「ナショナルトレセン」。その女子U-15(西日本)の強化合宿が12月、大阪府でありました。県内から選ばれたのは、わずか3人。その中に舞鶴中2年の鵜う の木き瑠る南なさん(14)が初めて選出されました。サッカーのコーチをしていた父の影響で小学1年から本格的にサッカーを始めた鵜木さん。小学5年のとき、忘れられない出来事が起きます。サッカー日本女子代表チーム「なでしこ」が、ワールドカップ初制覇。日本中が熱狂したあの試合が彼女の心を動かします。「体格では圧倒的に負けているのに、最後まで諦めず、走り続けた選手たちの姿に感動しました。それまでは、ただうまくなりたいと思っていましたが、“いつかあの舞台に立ってみたい”という大きな夢ができました」しかし中学生になって大きな挫折を味わいます。女子サッカー部がないため男子と一緒。体格や体力に大きな差があり、簡単に当たり負けして、思うようなプレーができなくなりました。「男の子に生まれていたら…。あのころはそのことばかり考えていました」そんな時、参考になったのが「なでしこ」のプレー。大柄の外国人選手相手でも、相手より先に動いてかわす姿がいい手本に。“動きの質を上げる”ことで自分のプレーができるようになり、男子の中でもレギュラーとして活躍しています。部活以外でも週に1回、県内の強豪女子チームでプレーを磨く鵜木さん。私生活でも2㌔のランニングを日課とし、判断力を鍛えるために日ごろから何かを決めるときには瞬時の判断を心掛けるなど、生活全てがサッカー一色。「私は負けず嫌い。男子にも負けたくない。つらいときもありますが、大好きなサッカーのためなら頑張れます」と意気込みます。目標は5年後の鹿児島国体に出場すること。そして、その先にある大きな舞台に立つことを夢見て、鵜木さんはこれからもボールを追い続けます。夢のカタチ ?未来の夢を追う若者たちの今を描きますいつか 夢 の舞台に立ちたい2014ナショナルトレセン女子U-15、全日本女子ユース(U-15)サッカー選手権ベスト8このコーナーでは、各分野で活躍する子どもたちを紹介します。夢に向かって頑張る子どもたちを、ぜひ応援してください。テクニックがあり、自分で考えてプレーができる選手。負けず嫌いの一面もあり、粘り強いプレーに表れています。初のナショナルトレセンにも選ばれ、将来が楽しみ。夢に向かって、これからも頑張って。ボールを追いかけている鵜木さんは、どこかうれしそうに見える舞鶴中学校2年鵜うのき木瑠る南なさん(14)ポジションはM F、憧れの選手は「なでしこ」の川澄奈穂美選手。舞鶴中サッカー部監督徳永充じゅう朗ろうさん(43)7 Kirishima City Public Relations, 2015.1, Japan