ブックタイトル広報霧島 2015年2月号

概要

広報霧島 2015年2月号

サクサクの霜柱発見霜柱や10日ほど前の残雪、つららなど冬ならではのお出迎えに大興奮。霧島山が国立公園に指定されて80周年。国立公園をもっと知って、もっと楽しむためのシリーズ第10回は、南九州ケーブルテレビネット㈱の帖佐伶れ美みさんが、霧島市ふるさとガイドクラブの後藤辰美さんの案内で冬の大おおなみのいけ浪池登山に挑戦してきました。季節ごとにさまざまな表情を見せる霧島山。冬はいったいどんな景色が広がっているのだろうと、わくわくしながら冬山登山に挑戦しました。この日は、風は吹いていたものの絶好の登山日和。50年も山に登り続けているという後藤さんに見所を教わりながら歩くこと40分、大浪池に到着しました。眼下にはいつもより冷たそうな色をした大浪池、正面には白く染まった韓国岳が見えました。普段とは違う美しさに大興奮。大浪池を東回りにしばらく歩くと木々に白い雪のようなものが付いているのを発見しました。木に付いた水分が冷えて凝結した、霧氷と呼ばれるものです。春に花を咲かせるマンサクやミヤマキリシマの蕾つぼみに付着した霧氷はまるで白い花のよう。冬にしか見られないその美しい光景に息をのんで見入ってしまいました。大浪池は比較的緩やかな斜面なので誰でも気軽に登山を楽しめそうです。今度は冬の韓国岳にも挑戦したいな。（体験ルポ＝帖佐伶美）霧む氷ひょうが迎える幻想的な冬山シリーズ?霧氷とは、冬山で見られる着氷現象の一種。氷点下で水蒸気や霧が樹木に付着して発達する、白色や半透明の氷層のことです。樹氷、粗そ氷ひょう、樹じゅ霜そうの３つに分類されます。? 防寒対策は重ね着を基本とし、温度調整をする。? 耳まで保護できる帽子、手袋、登山靴を着用する。? 雪が深いときや氷が張っているときは、アイゼンやストック、スパッツなどを使用する。冬山登山の注意点体験の様子をケーブルテレビで放送します。?放送日時＝ ２月21日（土）～ 24日（火）、２月28日（土）～３月３日（火）午前３時～、８時～、正午～、午後４時～、８時～、11時～?番組名＝南九州ケーブルテレビ「情報マルシェ」登山初心者も手軽に別世界を楽しめます寒さを超える感動がここに大浪池▲1韓国岳えびの高原ピクニック広場大浪池登山口韓国岳・大浪池コース入山規制中の登山道登山可能な登山道１時間→１時間→←40分→←50分←30分40分→←50分→←50分大浪池周回約２時間40分大浪池～韓国岳登山約４時間30分火口を縁取る霧氷条件がそろった日は樹木が真っ白に。風が吹くたびに、はらはらと霧氷が舞う。満開の雪の花木の枝を薄く覆う霧氷は、まるで白い雪の花。太陽の光を浴びるときらきら輝く。?体力のある方は韓国岳に足を伸ばしてみては。感動の景色と出合えるはず。登山届けボックス登山届けボックス?1,411m霧氷の見られる条件? 気温が－ 5℃以下であること? 霧が発生していること※ 前日がくもりや雪で、冷え込んだ翌日早朝は見られる可能性が高い。こちらの２次元コードからも視聴できます?19 Kirishima City Public Relations, 2015.2, Japan今回のナビゲーター霧島市ふるさとガイドクラブ後藤辰美さん体験者南九州ケーブルテレビネット㈱ 放送制作部帖佐伶れ美みさん霧島市ふるさとガイドクラブが安心安全な登山を案内します。料金はコース、内容によって異なりますので、問い合わせください。問・ 申＝霧島市観光案内所 ?（57）1588?3月の中ごろになると、大浪池ではマンサクが見頃を迎える。