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概要

広報霧島 2015年2月号

霧島市には歌で思いを伝えようとする多くの人がいます。その中の一人、シンガーソングライターの榎木真まさ之ゆきさん(32)。国分を中心にギターの弾き語りで等身大の自分を歌う彼は「歌が人生を救ってくれた」と打ち明けます。諦めかけたとき「歌」があった榎木さんが歌い始めたのは中学3年のとき。独学で覚えたギターで作曲するほど夢中になります。しかし、高校へ入学したころから自分の生き方や進路に悩み、自宅へ引き込もるようになります。学校にも行けない自分を責め、苦しむ榎木さん。歌うことも忘れていました。そんな榎木さんは立ち直ったきっかけをこう話します。「もう駄目、と思ったとき、ふと心に浮かんだのは“歌”の存在。歌っていたときの楽しさを思い出し、『やっぱり歌いたい、そのために次の一歩を踏み出そう』と前向きな気持ちになることができました。歌っていなければ、今の自分はいなかったと思います」歌は「出会い」をつくる鹿児島市で暮らしていた榎木さんが霧島市に住むようになったきっかけも“歌”でした。榎木さんが高校を卒業し、たまたま国分へ来て街なかで歌ったときのこと。知らない土地で歌う不安の中、多くの人に励ましの声を掛けられた榎木さんは霧島の人の温かさに魅了され「ここで歌いたい」と移住を決心。今はFMきりしまのパーソナリティーとしても活躍し、市民との交流を大切にしています。そんな榎木さんは、歌の魅力について話します。「歌には多くの出会いをつくる力があります。気付けばたくさんの友人ができました。歌は感情を解放し、楽しさも悲しさも共有できるもの、心の距離を縮めてくれます。一緒に歌えば、誰であろうと関係ない、そんな気にさせてくれます」さらに、霧島市内で認知症や介護などについて紹介する劇団「たけちゃん一座」で歌うようになったことも大きな出会いだったと振り返ります。「高齢者の方が本当に喜んで聴いてくれます。それがうれしくて、昔の歌もたくさん覚えました。おかげで、歌の世界が広がり、新たな魅力を知るきっかけとなりました。社会問題などについても考えるようになり、人として大きく成長できたと感じます」歌うことが天職といい、霧島市を「自分のふるさと」と話す榎木さん。♪生まれたまちじゃないけどこのまちが大切なホームタウン♪自作曲『ホームタウン』でそう歌い、「本当に歌を続けてきてよかった」とほほ笑みました。鹿児島市出身。鹿児島南高校卒業。自作曲は100曲を超え、その多くは譜面ではなく、体で覚えている。FMきりしまのパーソナリティー。愛称は「まさやん」。榎木さんの自作曲「ホームタウン」を動画で楽しめます。霧島市健康福祉まつりの「たけちゃん一座」公演で榎木さんが歌います。(入場無料)? 日時=2月15日(日)午前9時30分~ 10時20分(開場=午前9時)? 場所=霧島市民会館問=保健福祉政策課 ?(64)0904FMきりしまで榎木さんの番組が聴けます。? 日時=毎週火曜、午後8時~9時 (再放送)毎週日曜、午後4時?5時? 番組名=まさやんの本日は晴天なり? 周波数=76.9MHz※ スマートフォンでアプリをダウンロード(無料)すると、どこでも聴くことができます。地域のイベントなどにも積極的に出演する榎木さんFMきりしまのブースで番組の収録を行う榎木さん「たけちゃん一座」の公演で自作のテーマ曲を弾き語る榎木さん歌ってきて、本当によかったいつでも声を掛けてください!皆さんとの触れ合いを待っています!FM きりしまアプリ検索榎木真之さん(32)隼人町見次在住3 Kirishima City Public Relations, 2015.2, Japan