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概要

広報霧島 2015年2月号

霧島市には「霧島市歌」と愛唱歌「風はここから」、「好きですふるさと霧島市」、音頭「おじゃんせ霧島」の4曲の市の歌があります。合併2周年に合わせ、全国に歌詞を公募。寄せられた248点の歌詞の中から選考委員会が4作品を選定し、市ホームページで公表。その後曲を公募し、集まった200曲の中から選ばれました。霧島市歌を作詞したのは国分重久の平邦くに範のりさん(61)。平さんはその詞に次のような思いを込めています。「日本発祥といわれるこの地には、素晴らしい自然と文化があり、世界へ通じる空港や海があります。しかし、未完成の素材の宝庫だとも感じています。七色の虹に見立てた7つの地域が一つになることで、より多くの魅力が発揮されてほしいと願っています」歌は人生の道しるべ平さんの出身地は、古くから島唄が歌い継がれる大島郡喜界町で、30年前に霧島市へ移住してきました。それ以来、平さんは故郷への憧れを忘れられず、島での思い出や自然、歴史をつづった詞を「伴ばん久ひさ志し」の名で数多く残しています。平さんが霧島市歌を作ったのも、故郷から離れて暮らす自分が、島唄に救われたことから。「今でも島唄を聞いただけで、懐かしい光景がよみがえり、目頭が熱くなります。島を出た私は、成功していつかふるさとに恩返しがしたい一心で頑張ってこられました。島唄は私の人生の道しるべなのです」霧島市でも若者が職を求めて都会へ出ていく姿があります。平さんは地域消滅がささやかれる今こそ、故郷を一つにする歌が必要だと力を込めます。「同じまちで同じときを過ごした者同士が一つの歌で分かり合える、それが『市の歌』だと思います。それらを歌い継ぐことは、生まれ育ったまちへの誇りを高め、故郷のために力を尽くしたいと思わせてくれます。例えそこを離れても、永遠に心の支えになり、子孫へ歌い継がれ、いつか霧島市への縁がつながると信じています」今年は市制施行10周年、この機会に市の歌を覚えて歌い、故郷への思いを深めませんか。市のホームページから、霧島市歌、愛唱歌、音頭が聴けます。楽譜もダウンロードできます。皆さんも覚えて、学校や地域の行事で歌いましょう。平邦範さん(61)大島郡喜界町出身。埼玉県川口市で仕出し業をしたことから旧霧島町の黒豚と出会い、同町へ移住。㈲霧島高原ロイヤルポーク代表取締役社長。鹿児島県黒豚生産者協議会理事。国分重久在住。歌い継ごう“郷土愛” 霧島市歌 作詞: 伴ばん 久ひさ志し  作曲: 髙た か月つ き 啓ひ ろ充みつ(岡山県)一、 連なる山並み 高千穂の自然が息吹く 天降川恵み豊かな 緑の大地歴史は深く 心が通うああ霧島 わがまち霧島市二、 煙たなびく 桜島無限に広がる 大空へ希望を運ぶ 爽やかな風世界に羽ばたく 先駆の誉れああ霧島 わがまち霧島市三、きらめく波の 錦江湾虹の懸け橋 若人よ未来に繋ぐ 七色の夢色濃く漂う 文化の薫りああ霧島 わがまち霧島市愛唱歌/『風はここから』 作詞:今いま里ざと 修おさむ(鹿児島市)、作曲:村松聡さとし(埼玉県) 『好きですふるさと霧島市』 作詞:矢や 坂さか 秀ひで司し(神奈川県)、作曲:矢野ちあき(福岡県)音 頭/『おじゃんせ霧島』 作詞:石井昭あき吉よし(愛知県)、作曲:櫛くし下げ 卓たか志し(鹿児島市)いつも心に“歌”を7 Kirishima City Public Relations, 2015.2, Japan