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概要

広報霧島 2015年2月号

霧島市には、歌がきっかけで人生が輝き、まちが元気になる姿があります。そこにはたくさんの笑顔がありました。歌は自信と笑顔につながる今年の10月から鹿児島県で開催される「国民文化祭」。霧島市で行われる7つの事業の中で、霧島演劇祭には市民参加型ミュージカル団体の「きりしま創造舞台」が出演します。音楽、脚本、演出を手掛けるのは、隼人町で生まれ育ち、現在福岡県で自らの劇団を主宰する德満亮一さん(52)。幼いころから演技や表現することが好きで、ミュージカルの道へ進みました。歌を「故郷の風景を呼び覚ます特別なもの」と話し、提供する歌は一人一人の役者の顔を思い浮かべて作るほど、歌への強い思いを持っています。ミュージカルで大きな役割を担う歌は「せりふの感情が高まったもので、役者の体が自然に動き、ダンスに発展します。観客の心を揺さぶり、舞台と会場が一つになるための大切な要素」と話します。德満さんはこれまでも本番や稽古を見てきて、歌が持つ大きな力を目の当たりにしてきました。「人前で一言も話せなかった子が、大声で歌い、堂々と役を演じるようになります。それは歌が本来の力を引き出しているから。歌には能力の抑止力や羞恥心を除く力があります。初めは大きな声を出すのは恥ずかしいですが、不思議とすがすがしい気持ちになります。それが次第に自信に変わっていきます。歌には人生を変える力があります。誰もが人生のテーマ曲を持ち、自分の可能性に挑戦し続けてほしいです」歌が地域の活性化に100年以上の歴史を持つ嘉例川駅を中心とした静かな山間の集落で、一つの歌が地域の絆を深めています。それは、同地区にある中福良小学校教諭の恩田由起子さん(57)が作詞・作曲した「嘉例川だより」。嘉例川の豊かな自然を歌い「いつかかえれ」と望郷の思いをつづっています。これまで屋久島など自然豊かな地で教きょう鞭べんをとってきた恩田さんが、嘉例川の自然や集落、人に魅了され、初めて作ったこの歌。平成24年に同小の児童たちの合唱で披露されたのをきっかけに、プロの演奏や編曲によってCD化されました。輝かせる「歌」そこには多くの可能性がありました。NPO法人きりしま創造舞台/平成16年、隼人町合併50周年がきっかけで、誇りと自信を持てる地域の創造を目的に「はやと創造舞台」として設立。平成21年に「きりしま創造舞台」に改名。平成24年に青少年育成、郷土文化継承などを目的にNPO法人化。市制施行5周年や大隅国建国1300年記念事業としても公演。德満亮一さん(52)隼人町出身。宮内小、隼人中、国分高校、西南学院大卒業。20歳で演劇活動を開始し、29歳で劇団ドリームカンパニーを設立。福岡県を中心に九州各地で舞台公演などを行う。募集国民文化祭ミュージカル役者募集?公演=11月7日(土)、8日(日)/霧島市民会館?応募締切=4月10日(金)?オーディション=5月9日(土)/国分シビックセンター?対象年齢=平成27年度の小学4年生以上※舞台をつくるスタッフは随時募集中です。問・ 申=NPO法人きりしま創造舞台【地蔵原】?090(9728)0706昨年8月に上演された「大隅浪漫?1300年の時空を超えて?」で歌い,躍動する役者たち広報きりしま 8