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概要

広報霧島 2015年2月号

「嘉例川だより」は地域の“シンボルソング”。ほぼ全世帯がCDを持っていて、秋の祭りで子どもたちの歌声に合わせ地域の方々が口ずさむ姿は、地域がよりまとまった証。私たちの故郷をすてきに歌ってくれて本当に感謝。これからも歌い継いでいきます。きりしま創造舞台で歌うようになって、人前で緊張しなくなり、自然と笑顔が出るようになりました。自分の意思をきちんと伝えられるようになり、家族や友人から「変わったね」とびっくりされます。私にとって歌は笑顔とプラス思考になれる大切なものです。嘉例川地区活性化推進委員長山木由美子さん(67)鹿児島第一中学校2年石野田あゆさん(13)それ以降、同小の卒業式や嘉例川駅前の地域のまつりなどで毎年児童に歌われ、地域の人々にも自然と覚えられています。また、CDを聴いた嘉例川出身者から「故郷を思い出した」などのお便りが届いたり、同地区を訪ねてくる人が増えたりするなど、大きな反響がありました。嘉例川も過疎化で、同小の全児童44人のうち、33人は特認校制度でほかの地域から通学してきます。恩田さんは「この歌で少しでも地域や人々の結びつきが強まり、地域の活性化につながれば」と期待を込め、さらに「校区外から通学する児童もこの歌を歌って、嘉例川が故郷だと思ってくれたら。この歌が広まり、多くの人に嘉例川の魅力が伝わってほしい」と目を細めます。歌えば、きっと見つかる歌の力について探ってきた今回の特集。人の数だけ、歌への思いと笑顔がありました。霧島市は今年「新たなる挑戦」を掲げ、市制施行10周年を迎えます。国民文化祭も開催されます。皆さんももっと歌の持つ力や魅力に触れ、新たな出会いや地域の良さを発見してみませんか。人生やまちを 歌にさまざまな思いを込める人がいます。 恩田由起子さん(57)福岡県北九州市出身。小学校教員として28歳で鹿児島県へ。屋久島町立神山小、鹿児島市立鴨池小、富隈小、志布志市立尾野見小を経て、平成21年4月に中福良小へ赴任。I N T E R V I E W地域の一体感より強く歌は自然に笑顔をつくるきりしま創造舞台の過去の動画や、「嘉例川だより」が視聴できます。スマホやタブレットのアプリから二次元コードを読み取ってご覧ください。?「嘉例川だより」はこちらから?きりしま創造舞台はこちらから嘉例川駅前広場で毎年行われる「かれい川山里の恵みと森のおまつり」で、嘉例川だよりを合唱する中福良小の児童たち「嘉例川だより」作詞・作曲:恩田由起子、編曲: 種子田博邦楽器は弾けないという恩田さんが、3年の月日をかけハミングで作曲。人の縁がつながり、鹿児島市出身のプロの演奏・編曲家、種子田博邦さんの協力でCD化。1枚1,000 円で4バージョンを収録。購入については嘉例川地区活性化推進委員会【山木】?(43)9081 まで。いつも心に“歌”を9 Kirishima City Public Relations, 2015.2, Japan