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概要

広報霧島 2015年3月号

※サミットの詳細はP18に掲載しています。左右に枝を伸ばし咲き誇る姿は圧巻(牧園町万膳の岩澤さん宅) 自宅のキリシマツツジを手入れする池田さん情熱の真っ「それでもまだ未解明なことだらけ。ミヤマキリシマとヤマツツジが交雑して生まれた品種といわれていましたが、最近のDNA研究でその説を否定する結果も出ているようです。謎に包まれた花。だからこそ面白い」と池田さんは少年のように目を輝かせます。子どものころから好奇心旺盛だった池田さん。山に囲まれた牧園町で牧場経営にいそしみ、引退後も牧園に暮らします。「目の前の霧島山に咲く花のことを、遠く離れた能登の人に教わる。面白い巡り合わせです。ここに暮らす者として、キリシマツツジのことを学び、伝えていかなければ」。キリシマツツジは能登と霧島の交流も生みました。能登のNPO法人「のとキリシマツツジの郷さと」と調査会は情報交換やお互いに行き来するなど、親睦を深めています。昨年11月には能登から樹齢100年と70年のキリシマツツジが“里帰り”し、霧島市役所と国分中央高校に植えられました。「全国に広がり愛されるキリシマツツジは霧島の誇りです。多くの人に知ってもらい、大切にしてほしい。そのために、これからも調査と普及活動を続けていきます」4月18日は、霧島市で「全国キリシマツツジサミットin霧島」が開催されます。霧島が生んだ美しい情熱の花を、皆さんもご覧ください。池田 靖やすしさん(83)牧園町で牧場経営をしながら、牧園町議会議員を務める。合併後、平成21年11月まで霧島市議会議員。平成22年に霧島連山稀少植物保全調査会を設立。キリシマツツジを10株ほど自宅に植え、世話を楽しむ日々。全国キリシマツツジサミットin霧島の実行委員長を務める。17 Kirishima City Public Relations, 2015.3, Japan