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概要

広報霧島 2015年3月号

「日当山を昔みたいに活気のある場所にしたい」。そう熱く語るのは日当山温泉旅館組合組合長の米よね田だ知弘さん(54)。同地区の夏祭りや収穫祭の実行委員も務めます。日当山温泉郷は、西郷隆盛もよく訪れた場所で、昔は鹿児島の奥座敷として栄えました。しかし、施設の老朽化などで利用者が減少。以前から活気を取り戻したいと思っていた米田さんの気持ちを突き動かしたのは4年前の新燃岳噴火でした。「日当山を山と勘違いされたあるマスコミの方から“日当山は登れるんですか”と連絡があり、ここまで日当山の知名度は低いのかと愕がく然ぜんとしました。どうにかして名前を売っていかないといけないと思いました」その思いは早速行動に。日当山にたくさんある家族湯に目を付け、売り出します。「日当山だけで15の家族湯があり、この数は全国でもトップクラス。これは売りにできると思いました。温泉マップに協会に加入していない家族湯も載せ、その多さをアピール。大事なのは地元の良さを再確認し、磨き、伝えること。それがここでしか味わえない魅力になると思います」種類が豊富で、利用者の好みに合わせて温泉を選べるため、土日には行列ができるところもあります。さらに米田さんは、地域の方との取り組みに力を入れます。「地域の夏祭りや収穫祭などは、自治会や老人会、子ども会などと一緒に行っています。地域全体で取り組むことで、地元への愛着が増し、協力してくれます。これからも地域全体で日当山を盛り上げていきたいです」最近では「日当山は最高」という地域の方の声に誘われて、訪れる人も増えた日当山。鹿児島の奥座敷は少しずつ活気を取り戻しています。地元の良さを再確認し、地域と一緒に売り込む。http://hinatayama.net/米よね田だ知弘さん(54)/㈲清姫温泉社長で日当山温泉旅館組合長。最近は霧島温泉大使「アヒル隊長」と一緒に、日当山小の子どもたちに「浴育」を進めている。I LOVEKIRISHIMAつながる、生まれる昨年リニューアルした温泉マップ。そこには「日本一の家族湯天国」の文字。マップは市観光課(?64-0895)などにありますデザイナーに作ってもらった手拭いやタオル、ポスターなどを使って日当山温泉をPR日当山温泉をイメージしてデザイナーに作ってもらったポスター広報きりしま 6