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概要

広報霧島 2015年3月号

「霧島市と首都圏の懸け橋になりたい」。そう話すのは牧園町高千穂の槐げ島じま義則さん(67)。大学進学とともに上京。そのまま就職し、関東や関西で勤務。当時から「ふるさとに何か恩返しをしたい」という思いが強く、知人などに霧島の宣伝をしたり、ツアーを企画して訪れたりしていました。人とのつながりを大切にする槐島さんは、首都圏在住の霧島市出身者らで作る「首都圏霧島市ふるさと会」(以下=ふるさと会)に立ち上げ当初から参加し、それ以外にも異業種の方や同窓生らと会を作り交流を深めてきました。平成24年12月にふるさと牧園町に移住してからも、ふるさと会のメンバーから「交流を続けてほしい」と同会の副会長(地元担当)に任命され、霧島の旬の情報をメールで送ったり、月に2、3回は上京して情報交換をしたりしています。長年「つながり」を大切にしてきた槐島さん。今ではメールアドレスの登録数は1275人を数え、毎月2、3組の方が、槐島さんからの情報にひかれて霧島市を訪れます。交流を通じて槐島さんは、情報を発信することの魅力を感じています。「イベントや季節ネタなどを紹介しています。私にとっては何気ないことでも、外から見たら新鮮なことも多く、たくさんの反応があり“いつも楽しみにしています”と言ってくださる方もいます。中には霧島に興味を持ち、2年間で5回も来てくださった方や龍馬ハネムーンウオークに参加するようになった方も。地元に戻ってきて、距離は離れてしまいましたが、今でも心はつながっています」毎月訪れる人たちに観光案内をする槐島さん。霧島山や温泉、黒酢など霧島市を代表する観光地以外にも、あまり知られていない魅力も案内します。「水がおいしいと感動された方がいました。牧園町の物産館では“こんなに大きなシイタケは初めて”とびっくりされた方も。そんな姿を見て観光ツアーなどでは味わえない隠れた魅力も紹介したいと思うようになりました。そのためには、自分自身がもっと霧島市のことを知らないといけないと思い、イベントや催しなどに参加し、隠れた地域の魅力を探しています」槐島さんは「金持ちにはなれなかったけど“友持ち”“人持ち”にはなれました」とほほ笑みます。ふるさとへの愛情とおもてなしの心が込められた情報は、霧島市と首都圏の懸け橋となり、これからもたくさんの霧島ファンを作っていきます。槐げ島じま義則さん(67)/牧園町万膳出身。関東や関西で勤務し、交友を広げる。ふるさとの牧園町に移住後は「首都圏霧島市ふるさと会」の副会長を務め霧島市と首都圏の懸け橋として活動している。I LOVEKIRISHIMA私にとって情 報発信は「つながり」の 証。発信しよう霧島市の魅力7 Kirishima City Public Relations, 2015.3, Japan