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概要

広報霧島 2015年3月号

このまちが好き「霧島には、都会では味わえない本質的な暮らしや、生き方の原点がある」。真剣な表情で霧島の魅力を話すのは、隼人町姫城在住のクリエイター東ひがし花はな行ゆきさん(41)。昨年3月に公開した霧島地域の魅力を発信するウェブマガジン「あまつち」のアートディレクターも担当しています。「あまつち」は「天あま=神話」「土=ジオ」という意味から来ています。東京や宮崎、霧島市に暮らす霧島地域の魅力に魅了された5人のクリエイターが“自費”で制作・運営しています。生まれも育ちも東京都。以前は霧島の正確な場所すら知らなかった東さんですが、霧島の大地が持つ「パワー」を感じ、昨年家族で移住しました。「ジオと神話」をテーマに霧島の魅力を発信している「あまつち」。中でも大切にしているのが人々の暮らしです。「鹿の皮を剥ぎ、解体する猟師の姿から今まで自分が発していた“いただきます”という言葉の軽さを知りました。農家の方に“田の神さあ”がなくなったのは機械を使いだしてからと聞き、“便利”が入ることで大事なものが失われていく現実を知りました。地球と共存する本当の姿がここには残っている。環霧島地域に受け継がれる人々の暮らしは、現代人が忘れてしまった大切なものを気付かせてくれるのではと思っています」習俗や田の神像、猟師の一日などのほか、生き生きと働く女性のストーリーを紹介する「霧島美人」など、あまりほかでは紹介されていないことにスポットを当てる「あまつち」。そこには東さんたちのこだわりがあります。「画一化が進む社会の中でありきたりのものを紹介しても、関心を持ってもらえません。個性的な興味、考え方自分を磨き、地域を磨きオンリーワンの情報を発信。地域の人に大事にされている田の神から「祈りと感謝」を感じるI LOVEKIRISHIMA飛行機の中から撮った東さんのお気に入りの写真。「霧島」の名前の由来ともいわれる、霧に浮かぶ島を捉えた広報きりしま 8