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概要

広報霧島 2015年6月号

昨年11月に鹿児島アリーナで開かれた県高校弓道選手権大会で、隼人工業高校3年の湊みなと綾あや佳かさん(17)が3位に入賞。今年1月の全国高校弓道選抜大会では決勝まで進みました。湊さんが弓道を始めたのは中学1年のとき。父・彰しょう一いちさんが弓道をしていたことと、3歳上の兄・駿しゅん吾ごさんも弓道をしていて、その姿を見て、「格好いい」と憧れたのがきっかけでした。「兄は、弓道が上手でインターハイや国体にも出場するほどでした。いつか兄に追いつきたいと家でも弓を引く練習を頑張っています」意外にも中学生のときは、良い結果を出せなかったという湊さん。高校に入り顧問の先生に、試合に対しての心構えを教えてもらったのが上達のきっかけでした。「弓道は平常心が大切。でもメンタル面が弱く緊張したり、心に迷いがあったりすると、28㍍先の的が小さく見えます。先生から道具を大切にすることや礼儀作法などを教わり、集中力も付きました」集中力が付き、良い結果を収めるようになった湊さんですが、高校2年生のときにはスランプに陥ったことも。「試合で的に当たらないことが多くなり、弓を引くのが恐くなりました。不調の原因が分からず苦しかったです。それでも練習を休んだことはありません」練習から逃げずに顧問の先生の指導どおり、ただ先にある矢を射る。いつの間にか湊さんの中にあった、弓を引く恐怖心がなくなっていきました。湊さんの力の源はいろいろな方からの応援です。「学校の先生方や部員からはもちろん、試合を見てくれた人も声を掛けてくれます。皆さんの声が力になります」夢は「5年後の鹿児島国体で優勝すること」と話す湊さんの明るい笑顔には、希望があふれています。夢のカタチ未来の夢を追う子どもたちの今を描きます集中力を高め弓を引く湊さんYELL応援に行くのが一番の楽しみです。射場に立つ姿は迫力満点です。「正せい射しゃ必ひっ中ちゅう」を貫いて夢を叶えてほしいです。社会人になっても続けてね。いつか一緒に射場に立ちたいです。たくさんの感動をありがとう。父・彰一さん(52)エール県高校弓道選手権大会個人の部3位全国高校弓道選抜大会決勝進出平常心で挑む夢は鹿児島国体このコーナーでは、各分野で活躍する子どもたちを紹介します。夢に向かって頑張る子どもたちを、ぜひ応援してください。隼人工業高校3年湊みなと 綾あや佳かさん(17)弓道の練習に励む毎日。部活動では後輩の指導にも当たる。夢は国体出場。広報きりしま 12i n t r o d u c t i o n