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概要

広報霧島 2015年6月号

なぜか元気になるTaste of memories人は食べることが一番大事。だからスナック菓子やインスタント食品より手作りのもので育ってほしい」と話すのは国分上之段の有村かず子さん(61)。今は離れて暮らす息子2人が子どものころによく作ってあげたのがガネ。食べ盛りの息子が部活動を終えて学校から帰ってくると「お腹すいた。何か食べたい」というのが日課でした。そこで思い出したのが、かず子さんが子どものころに母が作ってくれたガネ。その味を思い出し、少しアレンジを加えながら作ったガネは子どもたちへの愛情がたっぷり入っていました。「食べやすいように少し細めに野菜をカットし、中までしっかり火を通したわが家のガネ。たくさんの野菜と成長期に必要な栄養素が豊富で、息子たちは夢中になって食べてくれました」息子たちが就職してからは、夫のためによく作ります。「息子家族が遊びに来たときは、嫁も一緒に台所に立って作ることもあります。材料も地元産にこだわり、旬の野菜も入れています」今では孫の運動会のお弁当や、3世代で囲む食卓には必ずガネが並びます。小さいころから食べている孫たちは「僕、おばあちゃんのガネを5個食べるよ」「私は10個」と、おいしそうに頬張ります。かず子さんは「最近は小学生の孫が料理や皿洗いを手伝ってくれるようになりました。食事を通して孫たちの成長を感じます」とうれしそうに話します。子どもから孫に代わっても、変わらない家庭の味。その味が作り出す“笑顔”が、有村家の食卓を明るく囲みます。◎国分上之段子から孫へ受け継がれるわが家の「ガネ」有村かず子さん(61)(孫:左から)凛りん奈なさん(8)・真まな翔と君(6)・咲さく楽らさん(7)・浩こう佑すけ君(1)〈材 料〉(10個分)サツマイモ(中1本)、カボチャ(1/ 8カット)、ニンジン(中1/ 2本)、ニラ(4~5本)、小麦粉(適量)、米粉(適量)、砂糖(少々)〈作り方〉① 材料を太目(5㍉角ほど)の千切りにし、ニラは4~5㌢に切る。② 小麦粉と米粉、砂糖を水で溶かし、①の野菜をあえる。③ 食べやすい大きさにまとめ、170度の油で揚げる。ガ ネFM きりしま(周波数:76.9MHz )で、この「思い出の味」を鹿児島弁で紹介します。?放送日時=6月18日(木)午後3時30分~、 (再放送)6月19日(金)午前10時30分~?コーナー名=「Junjunと堀ちゃんの かごっま弁で語いもんそぉ」広報きりしま 14s l o w f o o d & l i n k