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概要

広報霧島 2015年6月号

生かせば地域が変わる山あいの隼人町嘉例川地区に築65年になる古民家があります。その名も「憩いの家」。4年前から隼人町姫城の清水恵美子さん(62)が田舎料理などで訪れる人をもてなしています。煙突からかまどの煙が立ち上ると、「遊びにきたよ」と地域の人たちが集まってきます。空き家の再生に込めた思い憩いの家は恵美子さんの夫・正雄さん(65)の元実家で、約30年間空き家でした。両親がシイタケ農家だった正雄さん。定年後、夫婦でシイタケ販売を受け継ごうと改修を考えたところ、定年で戻ってきた大工などの経験を持つ正雄さんの同級生たちが協力してくれました。腐食した柱の補強など苦労しながら、1年以上かけた改修で旧交を温める中、ここを地域の憩いの場にしたいと思うようになり「憩いの家」が誕生しました。古民家ならではの素朴な雰囲気の店内には、かまどやいろり、裸電球など昔からの物が。一瞬、昭和の時代にタイムスリップしたような感覚に陥ります。そこには清水さん夫婦の思いが込められていました。「実家にはシイタケ乾燥機の熱を暖房に利用していた跡などが残されていて、懐かしさと共に昔ながらの知恵に空き家の持つ力が教えてくれるもの憩いの家隼人町嘉例川2835-3 ?080(3985)6042営業時間/ 10:30 ~ 15:00 営業日/木・金・土曜? ? ? ? ?広報きりしま 8