ActiBookアプリアイコンActiBookアプリをダウンロード(無償)

  • Available on the Appstore
  • Available on the Google play
  • Available on the Windows Store

概要

広報霧島2015年7月号

夢のカタチ未来の夢を追う子どもたちの今を描きます「Canじゃっど!」を調整する町田さん第11回種子島ロケットコンテストで使用した小型自律制御ロボット「Cかんanじゃっど!」YELL机の上は、いつも工具箱と部品だらけ。勉強はいつするのだろうと思ったほどです。でも完成作品は「なるほど」と感心するものでした。これからも夢のあるものをあなたの手から作り出してください。楽しみにしています。母・ルリ子さん(47)エール第11回種子島ロケットコンテストロケットコンテスト大賞 ペイロード部門優勝ものづくりでみんなの生活を豊かにしたいこのコーナーでは、各分野で活躍する子どもたちを紹介します。夢に向かって頑張る子どもたちを、ぜひ応援してください。鹿児島工業高等専門学校4年町田 貴たか洋ひろさん(19)電子制御工学科。1年のときから「Canじゃっど!」の開発に取り組み、次の大会に向け現在次号機を開発中。頭の中で考えたものが形になるとうれしいです」。鹿児島工業高等専門学校4年の町田貴たか洋ひろさん(19)は、はにかみながらものづくりの楽しさを話します。町田さんは、同校の環境創造物理研究部の部長。今年3月に種子島宇宙センターで行われた第11回種子島ロケットコンテストでは※ペイロード部門に出場し、2度目の挑戦で見事優勝を果たしました。全種目60チームの中から選ばれるロケットコンテスト大賞も受賞しました。チャレンジ精神旺盛で失敗しても諦めず、失敗の原因を突き詰めてさらにいいものを作ろうと取り組む町田さん。「最初に作ったロボットは動くことすらできませんでした。その後、ミスが重なった前回のコンテストの悔しさをバネに、軽量化など改良を重ねました。苦労した分優勝したときは一番うれしかったです」と声を弾ませます。 もともとものづくりに興味があった町田さんは、子どものころから飛行機やロボットの模型を作るのが大好きで、ペットボトルを使ってロケットを作ったこともありました。「両親に連れられ博物館に行ったり、実験・工作教室に参加したりしたことも、ものづくりへの好奇心をかき立てました。中学生のときに探査機はやぶさが帰還したニュースを見たときは一番刺激を受けました」鹿児島工業高等専門学校では、毎年8月に鹿児島市立科学館で小・中学生を対象にものづくり・科学教室を開いています。町田さんは幼いころに感じたものづくりの楽しさを子どもたちに伝えたいといいます。将来の夢は「生活を豊かに変えるようなものを作りたい」と照れくさそうに話す町田さん。その手には大きな可能性が秘められています。※: 約100㍍の高さから投下した小型自立制御ロボットが着地後、目的地に自力走行し、近づいた距離を競う。広報きりしま 14i n t r o d u c t i o n