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概要

広報霧島2015年8月号

鹿児島県の高校柔道界で大きな注目を集める姉きょう弟だいが霧島市にいます。鹿児島情報高校に通かよう青あお栁やぎ麗れ美みさん(18)と大ひろ虎とらさん(15)です。麗美さんは今年3月、東京で開催された全国高等学校柔道選手権大会女子70㌔級で初優勝。大虎さんは5月の県高等学校柔道競技大会男子81㌔級に出場し、1年生ながら優勝しました。青栁家は、県外の大学に通う長女美希さん、次女麗美さん、長男大虎さんの3姉弟。麗美さんが柔道を始めたのは、小学校4年生のとき。姉が柔道を習っていた影響で、一緒に道場に通うようになりました。身長が高い麗美さんは、内股を得意とし、相手のバランスを崩して投げます。小学校1年生から柔道を習い始めた大虎さんは、姉2人と共に練習に通い、中学3年生からは柔道を習うために転校するほどでした。得意技は背負い投げ。美希さんが得意とする背負い投げに憧れて技を磨きました。そんな2人の生活は、柔道一色です。朝6時に隼人の自宅を出て、1時間ほどかけて学校に到着すると朝の練習。授業が終わるとすぐに道場に向かい、3時間の練習です。ぐったり疲れて帰り着くのは夜9時を過ぎます。それでも中学生のころから日課としてきたのが“日誌”。毎日練習の反省点を振り返るために中学生のころから書き続けています。積み上げたノートは明日の強さへとつながります。辛い練習にもひたむきに打ち込む2人は、小さいころから柔道に全力で取り組む環境を作ってくれた家族の支えにも感謝しています。「両親の早朝と夜の送り迎えや、体を作るための食事。離れて暮らす姉は試合前に必ず応援メッセージをくれ、3人集まると柔道の話題で盛り上がります」さらに2人は目を輝かせて続けます。「夢はオリンピックで金メダルを取ること。20代前半の一番コンディションの良い時期に、姉弟そろって最高のメダルを勝ち取りたい」共に汗を流す姉弟はお互いに研鑽さんし合い、士気を高めながら5年後のオリンピックを目指します。夢のカタチ未来の夢を追う子どもたちの今を描きます大虎さんの迫力のある背負い投げ麗美さんが得意とする内股全国高等学校柔道選手権大会女子70㌔級 優勝県高等学校柔道競技大会男子81㌔級 優勝姉弟の絆で目指すオリンピックこのコーナーでは、各分野で活躍する子どもたちを紹介します。夢に向かって頑張る子どもたちを、ぜひ応援してください。鹿児島情報高校3年青あお栁やぎ麗れ美みさん(18)鹿児島情報高校1年青あお栁やぎ大ひろ虎とらさん(15)広報きりしま 12i n t r o d u c t i o n