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概要

広報霧島2020年9月号

霧島の自然が大好きで、お客様にもっと霧島を堪能してもらいたいという思いがありました。ホテルの支配人だった20年ほど前に「まずは従業員がその魅力を知らなくては」とホテル内にトレッキング部を作ることに。お勧めの散策コースマップを手作りしたり、体験を基に景色の話をしたり、お客様に喜んでいただいています。季節や時間帯によって全く違った表情を見せてくれる霧島山。身近にある宝の山を、皆さんにもぜひ体験してもらいたいです。自然の風景や植物などに興味があり、ジオパークのガイド養成講座に応募しました。霧島ジオパークについて学ぶことで、知らなかった場所や歴史を知ることができます。歴史を知り、私たちの今の暮らしにつながっていることに気付くと、よりジオパークの魅力に引き込まれます。ガイドの活動をすることで、全国から訪れる人々と交流できることが何よりの楽しみ。霧島のことを聞いて驚く人の姿を見て、霧島の素晴らしさを再認識しています。霧島ホテルアドバイザー福冨 龍一さん(72)10 年ほど前に知人から霧島神宮西側の渓谷のことを聞きました。市に問い合わせたところ、溶岩が冷え固まってできた柱状節理でこの規模のものは珍しいとのことでした。身近にこんなところがあったのかという驚きと、どうにかして生かしたいという思いから自分たちで通路を整備し、3年前には市によって遊歩道や駐車場なども整備されました。見事な景観とこの場所まで溶岩が来たという歴史を伝える自然の教材。多くの人に発信していきたいです。窪田工務店代表取締役窪田 功司さん(49)霧島ジオガイド花牟礼 和子さん(58)学内で研究班を作り、メンバーと協力しながら、霧島ジオパークにある火口湖の色や水質を調べる研究に取り組んでいます。霧島山についてはインターネットや本で事前に調べていましたが、この夏実際に現地へ行ってみて、その美しさや歴史を肌で感じることができました。現在は、研究の成果をまとめて発表する準備を進めています。自分たちが暮らしている地域にある霧島山の魅力を、日本国内だけでなく世界中の人に伝えていきたいです。国分高校2年門倉 伊吹さん(16)鹿児島大学共通教育センター准教授井村 隆介さん(56)大阪府出身。霧島ジオパーク推進連絡協議会顧問。学生時代から霧島山の地質を研究し、その姿を見続けてきた。姶良市在住。霧島ジオパークは地球の息吹である火山活動の歴史を見ることができる火山の博物館ともいえるでしょう。その魅力を国内だけでなく世界中に発信するため、案内板の設置や拠点施設の整備、行政と民間が協力しながら観光客をもてなす取り組みなどが進められてきました。この10年は新燃岳の噴火もあり、当初の予定通りに進んでいない部分も多いと思います。2年前の再認定審査でも日本ジオパーク委員会からたくさんの指摘がありました。それでも今後、企業やNPOの活動の広がりが期待できることから、なんとか再認定を得ることに。このことを悲観的に捉えるのではなく、できることがまだまだあると考えるべきです。ジオパークが持つ可能性はこんなものではないと信じています。霧島ジオパークは未完成です。今後の10年でジオパークの取り組みを持続可能なものにし、地域を発展させるため、特に若い人たちを巻き込んでの活動が重要だと考えます。そうした活動のサポートを協議会には期待したいです。I N T E R V I E W 多くの可能性を秘めた霧島ジオパーク、今後の取り組みが重要霧島ジオパークの歴史と関係者のインタビューを交えて、霧島の魅力を伝えます。霧島ジオパーク管内の特産品が当たる応募はがきを各会場に設置します。(各会場100枚限定)霧島ジオパーク10周年記念巡回パネル展場所/期間?えびのエコミュージアムセンター 9/12(土)~ 30(水)9:00 ~ 17:00?イオン隼人国分店展示ホール(2階) 9/12(土)~ 24(木)9:00 ~21:00?鹿児島空港3階フレンドリー 10/2(金)~29(木)8:00 ~20:00入場無料5 Kirishima City Public Relations, Japan 2020.9, Vol.326