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概要

広報霧島2020年12月号

BOUSAI LABO防災ラボvol.6東日本大震災以降、「BOUSAI(防災)」という言葉は、世界の共通語になっています。100年に1度の災害が頻発する今、日頃から災害に備える方法をシリーズで紹介します。地震、台風による大雨といった災害時に、県知事などの要請によって救助活動を行う自衛隊。霧島市には、昭和30年に設置された陸上自衛隊国分駐屯地があります。熊本県を中心に甚大な被害をもたらした令和2年7月豪雨時においても、同駐屯地から多くの隊員が災害廃棄物の処理や消毒作業、入浴支援に赴きました。今回は、同駐屯地の協力の下、親子で楽しめる野外での飯ごう炊飯に挑戦してもらいました。準備するのは、アルミ飯ごう(なければ青竹)、米、水、ライター、まきです。飯ごうでお米をとぎ、水を入れます。水の量は中指の指先が米に触る状態で、第2関節あたりまでが目安。その後ふたをして30分浸します。次に、火力に注意しながら弱火に約20分かけます。飯ごうから蒸気が吹き出したら、強火で5分。蒸気に混じってご飯の焦げる匂いがしたら炊けた合図です。飯ごうを火から下ろし約15分蒸らすと出来上がり。固いご飯にならないよう、吹きこぼれても蒸し終わるまでふたを開けないでください。体験した三腰さん親子は「直接火にかけてご飯を炊くのは、新鮮な体験でした。ふっくら、おいしくできたので、いざという時のために家でもおさらいしたい」と笑顔を見せました。講師を務めた陸曹長の洲崎崇たか志し さんは「火加減と充分に蒸らすことがおいしく炊くこつです。青竹でも作れるので、挑戦してみてください」と話しました。親子でサバイバル① 飯ごうでおいしいご飯を炊こう近年、日本ではこれまで経験をしたことがないような災害が頻発しています。国は、避難情報がより直感的に伝わるよう避難勧告などの指針を出しています。行政が発令する災害情報を有効に活用し、早め早めの避難行動をとるようにしましょう。三腰 静香さん(33) 国分在住夢むう逢あさん(9)bousai labo & child rearingお米をとぐといだお米を青竹に入れる飯ごうを火にかける蒸らしたお米を確認キャンプ感覚で気軽にできる広報きりしま 12