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概要

広報霧島2021年1月号

BOUSAI LABO防災ラボvol.7東日本大震災以降、「BOUSAI(防災)」という言葉は、世界の共通語になっています。100年に1度の災害が頻発する今、日頃から災害に備える方法をシリーズで紹介します。災害は季節や時間などに関係なくいきなり襲ってきます。もしかすると着の身着のままで避難することになり、寒くてたまらず途方に暮れることがあるかもしれません。そんなときに役立つのは寒さから身を守る防寒着。準備するのは、ごみ袋、新聞紙、はさみ、ガムテープです。まず、90リットルのごみ袋のとじてある部分を上にします。ごみ袋のとじてある部分と左右の側辺を半円形に切り、頭と両腕を出すための穴を作ります(写真①)。腕を出す穴は、ごみ袋の角から約5cm下を目安に切るのがこつです。頭を出す穴のすぐ近くを切ってしまうと、着用する際に肩の部分が破れやすくなるので注意。次に、新聞紙2枚程度をおなかと背中の部分に当て、新聞紙が落ちないようにガムテープでごみ袋に貼ります(写真②)。ごみ袋を裏返し、新聞紙を貼った面を内側にすれば完成です。子ども用には45リットルのごみ袋を使用してください。参加した牧田さん親子は「災害に備えて日頃から準備をしていない。今回の体験をきっかけに、家族で話し合い、防災対策に取り組んでいきたい」と話しました。講師を務めた国分駐屯地の百もも枝のえ二等陸曹は「ガムテープがないときは、新聞紙をごみ袋の内側に入れるだけでも暖かい。誰でも簡単に作れるので、試してほしい」と笑顔で話しました。親子でサバイバル② 防寒着作り近年、日本ではこれまで経験をしたことがないような災害が頻発しています。国は、避難情報がより直感的に伝わるよう避難勧告などの指針を出しています。行政が発令する災害情報を有効に活用し、早め早めの避難行動をとるようにしましょう。牧田さん親子(国分在住)自衛隊員による実演写真① 頭と腕を出す部分を切り取る写真② 新聞紙をテープでとめる完成した防寒着ごみ袋で防寒防水※青線部分を切り取る。ごみ袋を切り取る箇所腕を出す部分袋のとじてある部分頭を出す部分広報きりしま 12bousai labo & child rearing